本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。
ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
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ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。 |
いと 運命の子犬
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2013.11.29 Friday 15:29
きちんと読めました。 介助犬になれなかったのではなく、ならなかった子犬のいと。 犬たちは賢い。 教えられることがたくさんある。 負けずに生きていかなくちゃ。 泣いてなんていられない。 | ||
喜嶋先生の静かな世界
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2013.11.27 Wednesday 15:07
こういう雰囲気の小説初めてです。 とっても理系なんだけど嫌いじゃない。 大学の卒論のために配属された喜嶋研究室で先生と出会い、人生を大きく変えた。 よく考えたらとても正しいことを言っているのに、 最初は何か違って感じてしまう。 でも研究とは何かと説明は難しいけれど、 王道を進みゆけばそれは人間の美しい生き方なのだと、 先生から多くのことを教えてもらった。 先生はいつも正しかった。 |
ハラボジの手紙
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2013.11.25 Monday 22:35
日本人の父と韓国人の母を持つ少年。 ハーフと言われる子供たちはいじめの対象になることが多いのでしょうか。 残酷なまでに他者と違うものを排除しようとしてしまう。 そんないじめにあって不登校になった少年を連れて、母は故郷の韓国に帰ります。 親や兄に反対されても日本に嫁いだ母は頭を下げ実家でしばらく暮らすことになります。 畑に行くおばあちゃんと仕事探しをする母は毎日出掛けて少年はここでもひとりぼっち。 でも、偏屈で近づかないように言われていた隣のおじいさんと密かな交流が始まりました。 妻を亡くしたばかりのおじいさん。 生きている間は優しい言葉のひとつもかけることが出来ず不器用に生きていました。 でもおじいさんはおばあさん宛てに毎日手紙を書いていたのです。 どうしておばあさんが生きているうちにと思ってしまうけれど、こういう真剣に生きてきたからこそ身内に厳しく、 優しくするなんて思う間もなく生きてきた不器用なおじいさんっていそうです。 おばあさんにその気持ち届きますように。 少年には、おじいさんの経人生験からくる思いが届いたと思います。 これからはどこででも腐ることなく頑張れるでしょう。 何かあったときはおじいさんを思い出して。 |
黄昏の旗
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2013.11.24 Sunday 16:18
副題に箱庭旅団とありますが、 時代を超えて旅する人たちタイムトラベラーとも言うのでしょうか、 短篇集です。 いやな話はありません。 時間を超えて助けにきてくれた友達。 愛を平和に満ちた世界をみせてくれた象。 カスラ狐の話はちょっと怖いな。 表題の黄昏の旗では、無くした(亡くした)大事な人たちを思うあまり幻覚を見てしまう。 未来人のビストロは、ほんとに努力して未来を決めた。 ナスカの地上絵を思わせるひとりぼっちのファニカ。 時計のまちでは小さいころ親に捨てられそうになった女の子の話。 家を購入してから家族が皆変わった。それは以前そこに住んでいた家族たちが。 三十年前の夏休み。海で出会った女性は誰だったのか。 いつどこで誰と出会い生きていくのか。 必然の出会いがあると思う。 どこから来てどんな人なのか。 誰にもわからない。 人生って怖いけどおもしろいって思えます。 |
公園通りのクロエ
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2013.11.22 Friday 16:12
ひょんなことから借りた一軒家にいたゴールデンレトリバーのジュディと一緒に暮らすことになった優喜。 公園近くにあるカフェの女の子でその家を世話してくれた曜子。 やはり近くに住む栞とその愛猫クロエ。 それぞれの立場からの言葉が綴られていて気持ちがわかりやすいです。 ジュディとクロエの言葉もあるけれど、 本当にこんな風に思っていたらいいな〜という感じです。 一軒家の元の持ち主がしばらく外国へ行っているということだったけれど、 雰囲気がね、本当のことじゃないとわかります。 犬や猫たちと心を通わすってステキなこと。 実際に起きてほしい出来事でした。 |