本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。
ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
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ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。 |
ジョン・マン 波濤編
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2011.03.26 Saturday 21:15
これは、びっくりする程字が大きいですよ。 老眼向けいや、子供向け!? ジョン万次郎の生涯ということで、 歴史上の人物ものはわりと好きなので、読んだのですが、 これは、ほんのほんの序章です。 なんとこれから4章くらい続くそうです。 早くに父親を亡くし、病弱な兄に代わり、12才で鰹船に乗り働きに出ていた万次郎。 母のことを悪く言われたことに腹をたて先輩と喧嘩をしていられなくなる。 察した母が、別の場所に行かせ舟に乗せた。 真鍮色の瞳を持つ万次郎の運命を変えた乗船。 難破して鳥島に流れついて150日あまり。 そこに、ホイットフィールドのクジラ船がやってくる。 これからがおもしろくなりそうですね。 |
アリアドネの弾丸
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2011.03.24 Thursday 22:38
(地震のことは普通のブログのほうに書いたのでここには書きません。) 図書館の予約待ちでやっと来た本が期限がきてしまいそうで無理矢理読みました。 なので、あまり頭に入ってこなくてちゃんとした感想が書けません。 すみません。 海堂作品では有名なシリーズ、田口&白鳥コンビもの。 過去の作品に登場したひとも多々出てくるのが面白みのひとつですよね。 エーアイセンターのセンター長に任命された田口。 そんな中、東城大学病院で起きた殺人事件。 いや最初は事件とは思われいないのだけど、 第二の事件が起ってから、きな臭くなってきた。 白鳥が登場してからは、かなり強引に謎解きが進みました。 一昨日久しぶりに本屋に行ったら、澪ちゃんのシリーズの新刊が出ていて即買い。 テンション上がりました〜 しかし、まだ図書館の本がいくつかあってすぐに読めない。 少しずついつものペースに戻れるかな。 心落ち着いていないと読書って出来ないものですね。 被災地の方々が心を落ち着かせることができる日々。 一日も早くそんな日が来ますように。 | ||
星がひとつほしいとの祈り
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2011.03.09 Wednesday 08:27
短編集だけど、どれもとても深い。 『夜明けまで』 大女優の母が亡くなり、遺言だという遺骨をひとつ持っていった場所。 情景がすごく浮かんでくる。まだ物語が続く感じもします。 表題の『星がひとつほしいとの祈り』は泣けた。 ホテルに呼んだマッサージ師から聞いた話。 裕福な家に生まれ、世話をしてくれた女性との話。 戦前、戦中、戦後へと目まぐるしく変わる時代。 淡い恋もあった。 ただひとつ星がほしかった。 すべて女性が主人公で、母として娘として、 人生の岐路に立つ。 やっぱり人は温かい。 いいなと思える物語ばかりでした。 | ||
モルフェイスの領域
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2011.03.07 Monday 08:25
全部読んでおきたくなります。 今回は、ナイチンゲールに出てきた子かな。 自分の記憶に自身がないけれど。 佐々木アツシ君。 両目失明の危機にあったため、5年間の眠りにつく。 本人も了承してのことだというけれど、 病気が治ると聞いて理解したのかな。 しかし、両親が手を離してしまった。 いかにも医療の実験台のようだけど、 今は治らなくても、将来には治る病気は絶対にあるだろうしね。 そんなアツシ君のお世話をする女性が今回の主人公。 | ||
スロウハイツの神様
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2011.03.05 Saturday 09:12
かの有名な『トキワ荘』のように漫画家ではないけれど、 小説家、脚本家、映画監督、画家などのたまごたちが、 スロウハイツというひとつ屋根の下に暮らす日々。 ファンのおじいさんから好きに使っていいと譲りうけたのが、脚本家の赤羽環。 人気作家のチヨダ・コーキは、自分の小説を模倣した大量殺人事件があってから筆を断っていた。しかし、彼を救ったのは『コーキの天使』と名付けられた少女からの手紙。 6人がそれぞれ個性的ながらうまく回っている。 喜怒哀楽の感情はもちろん、恋愛だってあるけれど、 なんかうまくいっているんですね。 実は上巻でなんとなく物足りなく思ってしまったのですが、 環とチヨダ・コーキの関係、 下巻ラストの展開は見事でした。 |