本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。
ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
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ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。 |
2010年の読書
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2010.12.31 Friday 14:32
1年が本当に早いと感じます。 今年はいろいろなことがありました。 とりあえず、ここでは私の今年の読書の総括を。 読んだ本、190冊。 もっと少ない気がしたけれど、案外読んでいました。 ☆5つ 14冊 津軽百年食堂 チッチと子 ふたたびの虹 想い雲 夜にその名を呼べば 聖夜の贈り物 本日は、お日柄もよく つばさものがたり 今朝の春 人生生涯小僧のこころ 影法師 蝦夷開花 幸せは見えないけれど 千の命 ☆4つ 26冊 ロード&ゴー ねじれ 十字架 ひなた弁当 野菜畑で見る夢は 彼岸花 ヤッさん 銀河に口笛 きみ去りしのち 青森ドロップキッカーズ 竜の涙 冬の伽藍 さよならドビュッシー 九つの、物語 ふちなしのかがみ 夜の光 四十九日のレシピ インディペンデンス・デイ 主よ、永遠の休息を 和菓子のアン ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 雨の日も、晴れ男 チョコレートコスモス セカンド・ラブ 家日和 テティスの逆鱗 ちょっと厳しかったかな〜 ☆3つの中にも印象に残っている本もたくさんあります。 毎年ネットに公開していて、 ☆をつけることがいいか悪いか悩むのですが、 まあ私ごときの評価、そんな影響ないだろうと思い、付けています。 こうして見返してみてもやはり、 心温まる感動する本が好きですね。 時々すっごく現実離れした怖い話に共感して震えてしまうことも読書の楽しみですが。 作家読みも多かったですね。 今年新たに好きになったのが、植松三十里さん。 相変わらず、原田マハさんは好きだし、 高田都さんのシリーズものも楽しめました。 百田尚樹さんも好きだけど、最後でこけてしまった。 柴田よしきさんも好きです。 あっ辻村深月さんも。 小池真理子さんの本ももっと読みたいな。 今年もたくさん図書館のお世話になりましたが、 本屋さんに行くと、いつも読みたい本が満載で、 プチパニックになっていました(汗 来年も多くのいい本と出会えますように。 訪問してくださったみなさん、 本当にありがとうございました。 来年もよろしくお願い致します。 よかったら↓ぽちっとお願いします。 JUGEMテーマ:本の紹介 |
テティスの逆鱗
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2010.12.29 Wednesday 00:27
女優の條子は、40歳になっても、 ずっとずっと美しくなければいけないと躍起になりすぎて少しのしみが許せない。 主婦で0Lの多岐江は、子供を産んでからの夫の態度が不満で、不倫に。 しかし最後の所に行くまでに彼女がした整形手術とは。 子供を育てるのがこんなに難しいなんてという言葉と行動が、 もっと夫と二人三脚出来たなら、不倫に走らなかっただろうけれど。 キャバクラ嬢の莉子は、昔ブスだと言われて傷つき整形で美を手に入れたつもりだった。 そして、客としてきた高校時代自分にブスだと言った男に復讐しようとする。 資産家令嬢の涼香が繰り返しする整形が一番怖い。 前にテレビで、整形を繰り返してひどい形相になってしまった女性のことをやっていたけれど、きっとそんな感じ。 そして、整形外科医の晶世。 彼女が唯一、満たされているのかと思ったけれど、 双子の姉に提供した卵子のことや、 求められるままに行う施術に疑問を感じる。 晶世の姉、華世の娘秋世は美容外科クリニックで受付をしている。 前記4人の整形に狂っている女性たちは、若い秋世がうらやましくてたまらない。 若さなんて必ず失われるものなのに、 年齢に合った生き方が何故出来ないのか。 愚かな愚かな女たち。 その気持ち悪さにぞっとしてしまうのですが、 ほんの少しだけわかる気持ちもありました。 | ||
家日和
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2010.12.28 Tuesday 00:18
普通の人たちばかりなので、 すっごく身近に感じました。 ネットオークションにハマる主婦とか、 玄米菜食にハマる主婦に玄米嫌いな夫とか、 あれ?どこかで聞いたね。 家にまつわる短篇だから、 家の良さも、大変さも、夫婦や家族のあり方まで、 とても楽しく読めました。 | ||
KAGEROU
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2010.12.27 Monday 21:45
本屋さんでぱらぱらっとして(失礼) これはあっという間に読めそうだなと、 図書館にしようかと思ったのですが、 すぐには読めないから、 やぱり読みたいしと数日格闘(大袈裟)して、 買ってしまいましたよ。 案の定あっという間に読めました。 読みやすいという点では満点。 自殺をしようと深夜のデパートの屋上にやってきた男。 足を引っ張り助けてくれた黒い服の男。 キョウヤと名乗る男は、 臓器移植コーディネーターのエキスパート。 ふたりは契約を交わす。 闇取り引きされる臓器。 助ける命と、助けられない命。 自殺するくらいだったら、移植を待っているひとに提供して。 って、冷静に考えたら正論かもしてないけれど、 複雑で難しい問題ですよね。 死を受け入れる男もこんなに冷静にいられるものだろうか。 一度自ら死を選んだのだとしても。 それにしても、命を扱っているのに、なぜ軽く感じるのだろう。 よかったら↓ぽちっとお願いします。 JUGEMテーマ:本の紹介 | ||
錨を上げよ 上下
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2010.12.26 Sunday 21:18
んーもうーー 大好きな、 『永遠の0』 をはるかに凌ぐ感動! と、帯にあったので、上下巻で1200ページほどもある長編なのに、 即買いしてしまいました。 しまいました。って後悔しているみたいだけど、 正直ちょっとがっかり。 この位長編でもおもしろければ、さくさく読めるのに進まないこと進まないこと。 あーー長かった。 作田又三という男の、人生。 30歳くらいまでなので、まだ人生は続くけれど、 なんとも好きになれない人でした。 時代が戦後、高度成長時代。 今まで読んだ小説の中でもこの時代のものはとても多いですね。 破天荒というのが、いい意味で使われるならば、こういう人も理解しなければいけないのかもしれないけれど、 すぐ暴力も出るし、次から次へ女も変わるし、 まあすごいなと思う部分もあります。 高校中退してから、がんばって大学に入ったし、 でも大学も途中でやめて、仕事も次々に変わる。 それでもそれなりにがんばって、結果も出しているのはすごい。 レコード店でのこととかね。 下巻へきて、題が理解できるように海へ出ることになるけれど、 やっていることは、違反だし。 東京へ戻ってきてから始めたのは、放送作家。 なんか簡単に出来るように描かれていて、複雑。 やっと決めた女性との結婚生活も、うまくいかないし、 まあこれは可哀想な出来事もあったけれど。 読みながら、納得出来る最後になるかなと思っていたのですが、 最後まで変わらず・・ 辛評ごめんなさい。 |