本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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ダブル
 いやー怖い。
久しぶりのミステリー。
明日日曜だから少し寝坊できると布団に入ってからもずっと読んでいたら、
変な夢を見てしまった。
死体でてきた。こわっ

養護施設で育った兄弟。
施設でも理不尽な扱いを受け、とんでもないことが起きてしまう。
大人になっても、まともな生き方をする事が出来ず、
薬物を売買する強力な裏組織の一員となる。

しかし、自身は薬物を使用しないという掟を破った弟が殺され、
恋人まで殺されてしまう。
兄の復讐劇が始まった。

暴力団同士の抗争場面や、銃撃戦の場面が多く、
死人もいっぱいでるし、
映像になったら迫力あるだろうな〜と、
想像力働かせて読みました。
だからかとてもリアルに伝わってきて、
今、すっごく血まみれだろうなとか痛そうとか、
死にそうになった気分ですよ。

ネタバレになっちゃうけど、
復讐に組織に戻るとき、
整形して、姿形を変えます。
小説や映画などではよくあるから、やりそうだと思ったものの、
いつばれるかこっちがどきどき。
ふー疲れた。










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| 春色 | ー深町秋生 | comments(0) | trackbacks(0) |
獣の奏者 外伝 刹那
人気シリーズ、獣の奏者の外伝ですが、
なんと、私ったら、あんなに好きだって思っていたのに、
1と2を2年半前に読んだまま3と4を読んでいない(^^;
読みたい本が日々たくさんだからか、
忘れていました。
読まなくちゃ。

そんな3と4を読まないまま先に外伝になってしまいました。

非日常の世界に生きるイメージのエリンが、エサルが、
ひとりの女性として生きる人間臭い時間が描かれていました。
作者からしたら、こういうのは裏社会。
本編には描く必要のない話だけれど、
本編を書き終えて始めて公にできる話なのだと。
最後にそんな作者のメッセージがあるのですが、
『人生の半ばを過ぎた人へ』とあって、
どきっとしてしまいました。
自分も人生半ば過ぎたよな〜って。
でもなるほどと思うことがたくさん。
字が大きめなので、児童文学だからかと思っていたら、
児童文学ではないそうですし、
老眼世代向き・・・なのか。

エリンが妊娠、出産、子育てする過程、
特に産まれてからやんちゃな息子に手をやくところ、
とってもかわいくて好感が持てます。

エサルは、人生半ば過ぎたかな。
若いころの恋の話、自分の生き方を見つけるまでのこと。
後悔しない生き方。
かっこいいです。











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| 春色 | - | comments(2) | trackbacks(0) |
ベーコン
食べ物がテーマの短編集。
どれも、大人の恋愛が絡んでいます。
食べるという当たり前の行為の傍らには、
恋が終わったり、始まったり、
誰かが亡くなったり、仕事がうまくいかなかったり、
不倫や離婚や、結構複雑な事情がありました。
暗い出来事が多いのに、落ち込む気分にならないのは、
おいしいものを食べるときはやっぱりうれしくて、
きっとみんな少し笑顔になるからだろう。








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| 春色 | ー井上荒野 | comments(0) | trackbacks(0) |
千の命
 植松さんの本をもっと読みたいと思い図書館で探してきました。

産科術の基礎を作った、賀川玄悦氏の生涯。

難産の末、子供も母親も命を落とすことが珍しくなかった時代、
せめて親の命だけでも助けたいの思いから、
独自に回生術をあみ出し、多くの女性の命を救うことになる。
しかし、そこへ辿りつくまでの道のりは容易いものでなく、
周囲の偏見、
妻や自身の子供たちにも理解されず、
医者として認められていく玄悦に対して、
「私は立派な医者に嫁いだのではありません」
という妻のお信の気持ちもわかる。
昼間は鉄くずを売って、夜は按摩で生計を立て、
裕福でなくとも、子供たちの笑い声が満ちた家庭。
そんな生活がどんどん崩れていったのだから。

本妻、妾の立場の違いや夜鷹の存在、女としてなんともやるせない想いです。
玄悦自身、妾の子で悔しい思いをしたのに、
同じことをしている。
そういう時代だったかもしれないけれど、
冷静でいられる女なんていない。
女同士の争いが起きて当たり前だと思う。

それにしてもお産の技術に関しては、
何でも最初はわからないことだらけでしょうけれど、
それを研究していった熱意に敬意を表したいです。
どんな風に産まれるかのしくみも何も、
こうして努力の結果、わかったものなのですね。

母のお腹から産まれるということ。
改めて、すごいことです。







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| 春色 | ー植松三十里 | comments(0) | trackbacks(0) |
ひそやかな花園
夏休みの数日、キャンプに集まる7家族。
普段と違う親の顔があり、
戸惑いながらも楽しく過ごす子供たち。
普通に仲のいい家族で集まってという雰囲気でないことは、
最初からわかる。
子供たちも、何かおかしいと感じていたのだろう。
突然、中止になったきり連絡先もわからず、数年。
大人になった、あの時の子供たち7人が、
少しずつ繋がり、集まりだす。

真実を親から聞いた者、今始めて知る者。
しかし、その真実もそれほど衝撃に感じない。
少し、宗教が絡んでいるのかと思ったけれど、違うし。
親になること。子供を持つことってそりゃあ大ごとです。
簡単になってしまう場合も、予定外の場合もあるでしょう。
それでもよく言われるように、子供は親を選べない。

7家族もいるから、それぞれの事情を深く描いていたらすっごい長編になってしまうだろうけれど、
波留や、樹里など個性的なふたりをもっと深く知りたかった。
あまり好きな感じじゃなかった紗有美が、ちゃんと前に進めるといいとは思うけど。






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| 春色 | ー角田光代 | comments(1) | trackbacks(1) |