本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。
ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
|
ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。 |
化石の愛
| ||
2010.08.20 Friday 00:58
心中して生き残ってしまった。 そんな重い思いを抱えながら、大学時代過ごした思い出の土地に戻ってきた。 元カレや、新しく始めた仕事の担当者の青年や、 周りに集まってくるのは、ちょっと軽い感じのひとが多いので、 彼女の背負っているののの暗さを感じない。 でも、彼女の告白により、なぜ生き残ったのかを考え出す。 不思議な外人ボビーが作るちぎり豆腐がおいしいお店でいつも集まって。 心中相手から繋がっていった真実。 地蔵が物語ること。 愛したことへの懺悔。 いろんな思いが交差していました。 よかったら↓ぽちっとお願いします。 JUGEMテーマ:本の紹介 | ||
静けさを残して鳥たちは
|
2010.08.17 Tuesday 00:09
|
波のうえの魔術師
| ||
2010.08.12 Thursday 18:09
いかにも息子が好きそうな内容でした。 就職が出来ずにパチンコ屋で毎日を過ごすような生活をしていた青年の前に、 謎の老人が現れた。 投資家である老人の秘書として、コンビを組むことになる。 何ひとつ知らない彼に、株式市場のしくみを徹底的に教え込む。 教え方もまたおもしろい。 何故、彼だったのか。 この後、彼のがんばりもあるけれど、出来過ぎな展開で、 経済の波を乗りこなしていく。 老人の若い頃からの話が興味深い。 株のことをよく知らない私には、少し難しい表現もあるけれど、 こういう世界もあるのかと、おもしろく読みました。 | ||
プラチナデータ
| ||
2010.08.11 Wednesday 18:10
何か物足りない。 DNA情報を国家規模で管理することによって、 犯人の検挙率が格段に上がるシステムが出来ようとしていた。 しかし、そのプログラムを開発した天才兄妹が殺され、 現場の残された髪の毛から割り出された犯人は、 データを管理する側の研究員、神楽龍平だった。 その謎を調べるため動き出す。 完璧だと思われていたことにも、次々と裏があり、 監視カメラの操作や、二重人格者の存在、 かなり辛口に言うとどこかで出て来たからくりばかりのように思えて、 新鮮さが感じられなかった。 | ||
光媒の花
| ||
2010.08.09 Monday 20:22
次々と新作が出るので、読むのが大変だけど、読みたい作家さんのひとり。 愚かで愛おしい人間に姿を描く連作短篇集。 読みやすいのだけど、ちょっと暗い内容ばかりでどんよりした気分になってしまいました。 認知症の母親と暮らす男性も、 いつもふたりで虫取りをしていた小学生の兄妹も、 陰のあるひとりの少女のことを理解したつもりになっていた少年も、 養母の結婚にとまどう少女も、 トラックの運転手の弟に教師の姉。 みんな人に言えない思いを抱えている。 でも、やっぱり誰かと繋がって生きていく。 よかったら↓ぽちっとお願いします。 JUGEMテーマ:本の紹介 | ||