本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。
ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
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ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。 |
夜行観覧車
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2010.06.30 Wednesday 00:30
『告白』以来、早いペースで出される新作もすべて読んでいます。 なんか気になるんですよね。 でも・・読みやすい文章なのは間違いないのだけど、 ちょっと納得いかない感じがします。 母親が父親を殺した家族は、エリートと言われる一家で、 遺された子どもたち3人は、どのように生きていくのか。ということだけど、 何が理由で、殺人という一線を超えてしまったのかが、 最後までよくわからなく、 真実が曲げられてしまったようで残念です。 でも、これが子供たちが今後生きていく為だと言うのでしょうか。 高級住宅街に住む、3つの家族はそれぞれ問題があるのだけれど、 子供が思春期迎える家庭では、 多かれ少なかれ抱える問題です。 子供のため、家族のためのつもりが、 自分のことばかり考えてしまっていたのだと気づく。 理想通りに行かないのが人生。 よかったら↓ぽちっとお願いします。 JUGEMテーマ:本の紹介 | ||
小暮写真館
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2010.06.29 Tuesday 00:19
これも読んでから数日過ぎてしまったので、 こんな長編なのに印象が薄れてきてしまった。 小暮写真館の建物付きで土地を買った両親は、 なんだか変わった人たちらしい。 縁もゆかりもないおじいさんがやっていたその写真館はもう古い建物で、 写真屋でもないのに、そのままそこに住んでしまう、花菱一家。 そこに、心霊写真が持ち込まれその謎を解くはめになる一家の長男英一。 弟の光や、友だちの店子(テンコ)など、 中々いい味をした人たちが登場し、 ほのぼのした中に、謎解きの要素が加わり、 おもしろいはずなのに、 宮部さんの新作に期待しすぎたのか、少し物足りなかったです。 すみません。 よかったら↓ぽちっとお願いします。 JUGEMテーマ:本の紹介 | ||
存在の美しい哀しみ
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2010.06.28 Monday 21:19
約2週間ぶりの更新になってしまいました。 実はその間で3冊の本を読んでいたのに、 ゆっくりパソコンに向かう間がなくて書くことが出来ませんでした。 なので、詳しくは書けません。 ほんとの備忘録だわ(^^; 母から異父兄がいると聞かされた榛名は、 母が亡くなったあと、兄を探し会いにいく。 自分の存在を隠したまま・・ これ、榛名と兄の芹沢聡のこと、 両親のことをもっと深く知りたかったです。 しかし、題名をよく考えてみると深いのかもしれません。 美しいその題名が素晴らしい。 よかったら↓ぽちっとお願いします。 JUGEMテーマ:本の紹介 | ||
インディペンデンス・デイ
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2010.06.16 Wednesday 00:32
今回は、1歩踏み出そうとする女性たちの短篇集。 前の短篇に出ていたひとが次の章で、主人公になっていたり、 連作になっています。 川のむこう川へ行ったら人生が変わると思っていた菜摘。 平凡な人生と、華やかな人生の境界線だと感じていて、 川を越してひとり暮らしを始めることに。 どの女性も応援したくなります。 | ||
あの日にドライブ
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2010.06.14 Monday 21:32
どうにもこうにも、全編気が滅入ってしまいました。 銀行を辞めタクシードライバーになった男の話。 どんな仕事も会社もそれぞれ大変だと思うけれど、 これを読んだら銀行員になりたくなくなる。 今も、やっぱり金融機関は人気職業で、 大学の就職先ランキングもほとんど銀行が1位ですよね。 だれも人生は一度だけ、 就職は大きなものだし、それによって人生が決まることもあります。 もし別の道を選択していたらということも考えたらキリがないのに、 随分考えていますね。この男は。 大学のころ付き合っていた女性の家を訪ねたり、 昔のことを引きずり過ぎです。 まあ、だからあの日にドライブなのね。 よかったら↓ぽちっとお願いします。 JUGEMテーマ:本の紹介 | ||