本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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聖夜の贈り物
ありえないのだと思って心を冷静にして読もうとしても、
この数々の奇跡を前にしたら、もう
涙が止まりませんでした。
ひたむきに生きる女性たちへ贈るご褒美。
クリスマスイヴの夜に起きた5つの物語です。

『魔法の万年筆』
願い事が3つ叶うという割とよく聞く設定だと思うけれど、
願い事の内容にほろりとさせられました。

『猫』
片目で毛が所々抜けて見た目の悪い猫を飼っている女の子。
その猫が繋げてくれた縁。

『ケーキ』
余命わずかな20才の女の子が起こした奇跡は、
本当によかったね〜と、
思えるものでした。

『タクシー』
これもよかった。
題名から奇跡の意味が先に読めたけれど、
再会できた奇跡に涙。

『サンタクロース』
子供は愛すべき存在であり、
やっぱりサンタさんは魔法を使えるのかな。










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| 春色 | ー百田尚樹 | comments(4) | trackbacks(1) |
スローグッドバイ
 石田氏、始めての短篇集であり恋愛作品集だそうです。
なので、少し前の作品ですね。
どうも、長編だと先が気になって早く読んでしまうのに、
短篇集はのんびり読む傾向にあるなあと思うのですが、
ゆっくり読むのが短編集の楽しみかたなのかもしれないと、
石田氏のあとがきを読んで思いました。

共感できる女性も男性も、できない人たちも、
それぞれの人生を生きていて、
こんなにたくさんの話が詰め込まれてちょっと付き合うのに、
疲れてしまう感じもありました。
贅沢でわがままな読者ですよね。
すいません。

好きなのは、『ローマンホリデイ』かな。







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| 春色 | ー石田衣良 | comments(0) | trackbacks(0) |
愛しいひと
  怖いイメージのある作家さんですが、
今回は、どこの家庭にも起こりうるかもしれないことです。

夫婦と大学生の息子の3人家族。
そんな普通の家族の生活が一転。
夫が突然姿を消したのだ。
事件か事故に巻きこまれたのではないかとか、
調べてみるも、
どうも自分から姿を消したらしいことがわかる。

妻の状況と、夫の状況と交互に話が進むのでどちらの様子もわかるのだけど、
この夫の言い分はだめでしょう。
私には、同じ専業主婦という立場の妻が批判されることが、
自分に言われているようで、いやでした。
息子もあんまりだよーーー
まっ私とは違うけどさ。

結婚生活も数十年と過ぎていくうちに、
相手のことを思いやる気持ちが少しずつ減っていたのでしょう。
愛しいひとだということを思い出し、
新たな一歩を踏み出すことが出来るのだろうか。
不安の残るラストでした。









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| 春色 | その他のあ行の作家 | comments(2) | trackbacks(0) |
小学五年生
小学五年生の男の子を、『少年』として主人公にした短編集。
17もの短い物語がありました。
自分のことなんてはるか昔のことですが、
いきなり最初の物語で、自分と似た境遇の子が出てきてびっくり。
その後のことが書かれていなくて残念ですが、
一気にその頃の気持ちを思い出しました。

低学年のころのような無邪気さがなくなってきて、
少しだけ大人の気持ちを読むようになって、
周りを気にして、
家族や友だちの変化に敏感になって、
自分と違うものを察して不安になる。

ここに出てきた少年たちが抱えていた不安は簡単にはなくならないだろうけれど、
人生、上がったり下がったりしながらだけど、
生きてほしいなと思います。

親の立場として過ごしたころはどうだっただろう。
親子共々、楽しんでいたように思うけれど、
今度、子供たちに聞いてみようかな。








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| 春色 | ー重松清 | comments(2) | trackbacks(0) |
夜の光
 高校の天文部に所属する4人。
昼間はあまりかかわりあいのない4人だけど、
天文部に集い、観測会をするときスパイみたいにコードネームをつけて活動する。
ブッチ、ギィ、ゲージ、ジョー。
それぞれ家庭でも大きな問題を抱えていて、
ここから先へ、次の生活へ進むためにもがいている。
そんな中、ちょっとした事件が起こり、探偵のように活躍する4人。

観測会と称して集まるときには、
珈琲ショップでバイトするギィの入れる珈琲がおいしそうで、
香りが伝わってきそう。

それから、ゲージが話すときに、ベイビーとか、ハニーとか、マイスイートとか言うのを、
赤ちゃんじゃないけどなんとか、とか、
はちみつ、お菓子じゃないけどといちいち否定して返すのが最初何言ってるんだろって、
思ったけれど、
読んでいて楽しくなってきていた。

不思議だけど、いい関係の4人でした。




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| 春色 | ー坂木司 | comments(0) | trackbacks(0) |