本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。
ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
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ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。 |
2009年に読んだ本の中から
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2009.12.31 Thursday 20:20
☆5つ
恋 聖の青春 眠れぬ真珠 喋々喃々 永遠の0
ボックス! 花福日記 希望ヶ丘の人びと
両手のない猫、チビタ 八朔の雪 めのと 新参者
星守る犬 花散らしの雨 翼をください 植物図鑑
ターシャ・テューダーの言葉シリーズ あした咲く蕾
☆4つ
武士道シックスティーン 女王様と私 漂流
本日、サービスデー 海を抱いたビー玉
キネマの神様 回転木馬 野生の風
美丘 花々 DIVE!! 初ものがたり 雪白の月
おそろし てるてるあした マーリー 狐笛のかなた
天使はモップを持って もう誘拐なんてしない
モップの魔女は呪文を知ってる 恋細工
詩羽のいる街 人柱はミイラと出会う 贖罪 |
2009年の読書
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2009.12.31 Thursday 00:01
さて、もう1年のまとめを書く日になりました。 自分でもびっくりしているのですが、 今年読んだ総数、291冊になりました。 昨年が218冊で、来年はもう少しゆっくり読んでいきたいと書いたのにね〜 これはきっと、図書館を多く利用するようになったからだと思います。 市立図書館が新しくなって、予約するシステムなど使いやすくなったので、 ほとんど借りて済ませました。 図書館に感謝です。 5つ星、19冊。 4つ星、44冊。 いい本にたくさん出会えたことにも感謝です。 その中で今年も敢えて10冊選んでみました。 永遠の0 百田尚樹 八朔の雪 高田都 雪白の月 碧野圭 翼をください 原田マハ めのと 植松三十里 おそろし 宮部みゆき あした咲く蕾 朱川湊人 植物図鑑 有川浩 天使はモップを持って 近藤史恵 聖の青春 大崎善生 これだけ読んでいると、読んだときあんなに感動したはずなのに、 忘れていることもあってもったいないな。と思うのですが、 たくさん読むようになってからは、 新しい感動と出会いために、忘れてもいいのだと思うようになりました。 それでもこの10冊はかなり印象に残っています。 今思うとどうして5つ星にしなかったのだろうと思うのが、 雪白の月。 恋愛ものではダントツに好き。 八朔の雪の澪ちゃんには本当に泣かされたし、 永遠の0の感動は絶対に忘れない。 でもこの10冊に入れるのに悩んだのが、 カラスの親指、恋細工、武士道シリーズ、新参者でした。 来年はどんな本に出会うのでしょう。 図書館のお姉さんには、顔も名前もしっかり覚えられて、 私が行くとすぐ予約本を出してくれます。 ちょっと行きすぎて恥ずかしいかも(^^; |
あした咲く蕾
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2009.12.30 Wednesday 00:03
しばらく5つ星がなかったですが、 これは好き。 どうも世代が自分と同じで、同じ想いがとってもたくさんあって、 びっくりです。 哀しみも喜びも同じ感覚。 溢れる優しさに、たくさん泣いてしまいました。 40代くらいになって、子供のころを思い出してという設定が多いです。 実際に同じ年代の私は、子供の頃を思いだし、 感傷に浸ってしまったのかもしれません。 7つの短篇です。 どれもとてもいい話なので、覚え書きにしたく、書いておきます。 ネタバレになってしまうかもしれません。 続きに書いておきます。 | ||
球体の蛇
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2009.12.29 Tuesday 00:13
読むのに追われてしまいます。 どうも気になるんですよね。 さて今回は、運命で片付けられない罪とは・・と、 何が悪いのか、悪かったのかいろいろと悩んでしまいました。 シロアリ駆除の会社でアルバイトする友彦。 会社と言っても、社長の乙太郎がひとりでやっています。 その乙太郎の家に住まいしながら、 忘れることの出来ない深い罪を背負って生きている。 7年前に死んだサヨ。 その妹のナオ。 どちらも乙太郎の娘であり、友彦の幼なじみであり、 サヨが死んだ原因が自分にあるとずっと思い続ける友彦。 そんな中、サヨにそっくりな女性智子と出会い、 運命が動きだした。 悪いひとはいないと思うのに、 (智子の元担任はちょっとだめだけど) 中々幸せに生きられない人々。 直接殺人を犯したわけでなくても、 死に至る原因が己にあると感じることは、 とても重い枷だろう。 過ぎてから、 あの時こうしていたら、しなかったらと、 もしものことを考えても仕方のないことだけど、 後悔は残りますね。 少し後味が悪い。 でも最後の最後に少し光りが見えて、 きっとほっとしました。 | ||
風葬
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2009.12.28 Monday 00:06
と、紹介文にありました。が・・ ミステリーという部分しか合っていないように思います。 どこに官能が? 遊女がいた時代のことに少し触れるからかな〜 中学の入学式に出てこない生徒の家を訪ねた教師。 でも数日後にその生徒が亡くなってしまう。 生徒の名は佐々木彩子。 30年の時が経ち、 その時の教師、沢井徳一と息子の優作が登場。 同じく教師になった優作もいじめにより生徒が自殺。 親子って同じような運命を辿るのでしょうか。 そして主人公の篠塚夏妃。 母が軽い痴呆になり、「ルイカミサキへ行きたい」と言い出したことから、 何も聞いたことのない、母の若いころや自分の出生のことについて疑問を感じ始めた。 書道家の母の後を自分も同じように歩んできた。 女手ひとつで自分を育ててくれたことに感謝するものの、 このまま母が何もわからなくなってしまったら、 知る術もなくなってしまう。 唯一の手掛りである「ルイカミサキ」から、 強く絡みあった運命の糸が少しずつ緩んでいく様子がとてもよくわかります。 夏妃の母の春江。 一番弟子の柿崎美和子。 書道家の、藤川秋芳。志水一州。 志水一州の跡を継ぐ、頼子と詩織。 地元根室で大きな力を持つ川田親子。 優作の妻、風美と義父の内藤洋一郎。 元刑事の矢島。 登場人物が繋がりを見せ、 彩子の死の真相や、夏妃の出生の秘密が明らかになります。 でも、沢井親子が危ない目にあったり、 危険なことに手を突っ込みすぎていることがわかりますが、 川田親子の最後が、どうしてそうなったのかよくわからないのです。 犯人はいったい・・ 結局誰が火を放ったのか分からぬまま捜査は頓挫している。と、 あるので、わからないままなのでしょうか。 んーー謎のままです。 それでも、彩子を悼む気持ちが涙香岬に風を起こすのでしょう。 海を眺める夏妃が見えるようです。 | ||