本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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小説・秒速5センチメートル
同名のアニメの小説版です。
見ていないけれど、とてもきれいなアニメーションだそうですね。

小学6年生の貴樹と明里。
それぞれ親の転勤で越してきて出会ったふたり。
転勤族の親のもと転校を経験するふたりの共通の想いから、
お互いが特別な存在となっていく。

でも明里がまた転校していってしまい、
貴樹も遠くに転校することになってしまうある冬の日。
一目会う計画をするも大雪で電車が大幅に遅れてしまう。
その夜の出来事はずっとずっと心の中に・・

まだまだ子供だったふたりが連絡を取り合う手段は少なかったのだろう。
それからそれぞれの人生を歩むふたり。

ドラマチックに、いつかふたりが再会して。って期待を込めて読んでいました。
そして最後、充分にドラマチックでした。



 



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動物学科空手道部1年高田トモ!
これは・・今まさしく大学生の娘に重なるような所がたくさんあって興味深かったです。

大学生活をスタートさせる時の気持ち。
期待と不安の混じる高揚感が、とてもリアルだと思ったら、
作者の片川さんが実際に大学1年のときに書かれたそうですね。

とっても女らしくおしゃれに気合いをいれる美人のお姉さんがいて、
高校時代付き合った彼は、お姉さんが目当てだったというトラウマから、
女の部分をすべて捨てて大学生活を送る決意をしたトモ。

何か一つもことをやりきること。として
空手部に入部。
強くなってやるの固い決意を胸に大学生活はスタートした。

男だ女だ。意識しなくてもやっぱり変えられないことで、
女であることををひけらかしたり、
必要以上に強調されるといやな気分になることもあるけれど、
自然でいいのではないかな。

恋人欲しい症候群のような大学生の気持ちもわからないではないけれどね。

でもやっぱりとてもキラキラした年頃なんですよね。

新緑が輝くのが見える。
そんな小説でした。







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誓いの夏から
人生にやり直しはきかないけれど、
もしもあの時・・・と、考えたとしたら、
ここに出てくる主人公たちのような結末を迎えることにはならなかっただろうと、
しみじみ思ってしまいます。

そんな運命の歯車が狂ってしまったかのように、
進学校へ通う、高校生たちの生き様は激しいものとなりました。

生まれた家の違いも運命のひとつかもしれません。

高校性のころに起きたある事件がすべての始まりでした。
そして20年後出会ったのは偶然ではなく、
十川慧一の思いがすべてだったのです。
あの夏に誓ったから。
ずっと守ると。





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茗荷谷の猫
江戸末期から、昭和の終戦後ころまでの東京を舞台に生きる人たちの物語。
それぞれ別の話かと思っていると、
つながりが少し出てきて、そんな所を発見するのもおもしろいです。

最初の話が、植木職人が染井という場所で 作った桜、
「ソメイヨシノ」にまつわるものでした。
ちょっと調べてみたら、ソメイヨシノが染井の植木職人によって生まれたことは事実のようです。
そこからこうう話が生まれるのだから、作家さんてすごいですね。

どの話も不思議な余韻を残して終わっています。

特に印象的なのが、『てのひら』
これ無条件に泣いてしまいました。





 
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見知らぬ場所
 とても評判のいい小説ですね。
裏表紙に書かれている言葉も最上級の賛辞ばかりです。

ここまで評価されるのは、心理描写のうまさにあるのだと思います。
ただ私はそんなに共感できなかったです。
ひねくれ者かもしれません。



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