本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。
ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
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ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。 |
子宮会議
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2009.05.31 Sunday 09:19
どこかの書評で読んだのですが、 ブログに書く彼女の文章がおもしろいから、 小説を書かせたらいい。と言っていたひとがいるらしいです。 そんな文章は、単なる手記に留まらず、 子宮と対話する彼女の気持ちがストレートに響きます。 癌と向き合ったひとにしかわからないものもあると思うけれど、 先のことなんて誰にもわからない。 でもこんな風にもがいてもがいて復活したひとりの女性の存在は、 多くの女性に勇気を与えることが出来るのだと思いました。 | ||
両手のない猫、チビタ
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2009.05.30 Saturday 09:02
猫ちゃんの介護。 こんなに大きな愛を与えられる猫吉さん、すごいです。 愛猫のチビタが背負った運命は過酷ではあるけれど、 やんちゃなチビタが、自分自身でそれを受け入れているかのような態度にも驚きです。 一生介護でもいい。 チビタは絶対死なせない! と、帯にある言葉が胸を打ちます。 いつもブログを拝見しているので、 だいたいのことは知っていましたが、 改めて本になって読んでみると、 そして獣医さんの言葉を知ると、 それが本当に奇跡の物語なのだと・・実感しました。 新入りのフーちゃんのお転婆ぶりは、 ブログで登場した時から、 ひやひやしながら笑ってしまいます。 (ごめんなさい。) 私も飼っている犬にこの先どんなことが起ころうと、 共に過ごしていきたいと思っていますが、 現実に起きたら・・ 問題が多いでしょうね。 でもきちんと考えたいと思います。 | ||
そろそろ最後の恋がしたい ももさくら日記
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2009.05.29 Friday 18:32
女としてすでに忘れた(^^; 気持ちを思い出させてもらったし、 楽しく読めました。 ☆4つにしてもいいかな〜 28才、独身、彼氏なし、編集の仕事をしている3月3日生まれの桃子。 そんな桃子の日記として描かれています。 毎日の食事と出来事。 他人の日記を盗み見ているようで、おもしろい。 仕事が忙しくて、でもやりたかった仕事だし、がんばっているものの、 時間が不規則で出会いなんてない。 思いつきで飼い始めた金魚に『桜』と名前をつけ話しかける日々。 彼氏に1年前にふられて以来男気なし。 同級生の結婚話を聞き、 弟まで結婚。 女の幸せは結婚なのか、悩むけれど、 やっぱりちょっと焦る。 笑っちゃいけないでしょうけれど、 笑ってしまうよ。 いろいろな行動や言動が。 果たして桃子は結婚出来るのか。 | ||
ささらさや
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2009.05.28 Thursday 17:12
知らなかったけれど、こちらが先みたいですね。 『てるてるあした』に出てきた愛すべきおばさまたち、 久代さん、お夏さん、珠ちゃん。 とっても個性豊かで、傍目にはうるさく感じるかもしれないけれど、 こういう人たちと接してみたいです。 物語は、子供が産まれて幸せの絶頂にいるときに、 突然の事故で夫を失った女性、サヤが主人公です。 いきなりの事故の場面で悲しいはずなのに、 事故にあった夫自身の語りで、自分の葬儀を見ているという、 映画『ゴースト』のような展開なので、 死んだなんて思えないですね。 誰かの姿を借りて、サヤの困った場面に現れる夫。 大事なひとを亡くした経験があるひとなら、 たとえ姿が変わっても、自分の前に現れてほしいと思うでしょう。 泣き虫で、弱虫なサヤ。 ちょっとじれったくなってしまいます。 子供のユウスケが、夫の家族にもらわれてしまいそうになり、 逃げるようにやってきたのが、佐々良という街。 そこで前述のおばさまたちに出会います。 夫が現れるときに言う「馬鹿っサヤ」って言葉がとてもやさしさに溢れています。 どうして死んじゃったのよーーって思うけれど、 たくさんのやさしさに包まれて、 ユウ坊の母として、 サヤも成長しているのですね。 夫の力を借りなくてもなんとかなるとわかったとき、 夫との永遠の別れが訪れる。 『てるてるあした』にはサヤの子供、ユウ坊の不思議な力が描かれています。 おばさまたちのその後も。 興味があるかたは是非、2冊合わせて読んでみてくださいね。 | ||
アマルフィ
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2009.05.25 Monday 16:59
映画とは少し違う点があり、最初のアイデアがこちらの小説らしいです。 『奪取』などで楽しませてもらった真保氏の筋書きならおもしろいだろうと思い読んでみました。 (本当はゆりちゃん (天海祐希さん )が映画に出演するから興味を持ったのですけれど) 読んでいて何故かあまりわくわくしないというか、 私にしては読むのに時間がかかりました。 どうしてだろう。 配役がわかっているから、主人公の外交官は織田裕二そのものに思えるのは、 とても合っていていいと思うのだけど、 これはやはり映像のほうがいいのかもしれません。 全編イタリアロケというだけあって映像に期待を持つことにします。 迫力も出るでしょうし、景色もきっと美しいでしょうから。 事件の背景にあることは、日本人にはあまり思い入れがないことかもしれません。 でも世界にはこうして、産まれた国によって辛い運命を定められてしまう人たちが まだまだ多いのだと知らなくてはなりません。 ただ観光に訪れるだけでなく、その国の歴史を知ること。 そして外交官の仕事も・・・ 私には知らないことが多過ぎます。 | ||