本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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小川洋子の偏愛短篇箱
小川さんが好きな短篇のアンソロジー。
秘密の収集箱と呼ぶその作品たちに
興味を惹かれました。

16選それぞれに付いている小川さんの解説エッセイによって、
更に作品が輝いているようです。

ある作品について、
どんなにすごい小説なのか、ある男性に一生懸命説明するも、
「よくわからなかった。」と言われ疎遠になった。と・・
これわかる。
感想はそれぞれだろうけれど、
自分がいいと感じた作品を同じようにいいと思ってくれるとうれしいですよね。

ただ今回選ばれた作品たちは、題名に偏愛とあるように、
変わり者ですよね。
奇々怪々な世界。
アンバランスのおもしろさ。

中でも私が好きな作品を挙げるとすると、
『押絵と旅する男』
『力道山の弟』
でした。
 



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プリンセス・トヨトミ
 単行本だったらほとんど1日で読んでしまうのに、
3日かかってしまいました。
なぜか中盤まで読み進まなくて・・

ホルモーの時と同じ匂いがします。
不思議な世界観だな〜

大阪が全停止したところから遡って物語の詳細が語られます。
会計検査院の3人はそれぞれキャラがたっていておもしろい。
アイスを食べていたら松平だってわかるし、
人が振り返ったら、旭・ゲーンズブール。
かなりの美人らしい。
鳥居はなんやかんや奇蹟を起こす。
そこに普通の中学生の、大輔と茶子がどんな風に絡んでくるのかと思ったら、
大輔の父親の秘密が明らかになり・・

鳥居の奇蹟で、所々付箋が付けてあるみたいなので、
こことここが繋がっているんだな、とわかります。

男たちが長年守ってきたもの。
そのとき女は・・
女たちのことがわかったとき笑ってしまいましたけれど、
父と息子の関係や絆もあり、読み終わってみたらすっきりしていました。







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ま、いっか。
 この言葉を聞くと、荒太くんを思い出す・・
(わからない方すみません)
たまには、こう言ってみてもいいんじゃないかと思います。
「ま、いっか。」
肩の力を抜いてね。
(いつも抜けているじゃんと言われそうな私ですが)

エッセイです。
前半は、大人の男の魅力たっぷり。
でもチョコが大好きで、バレンタインが楽しみなんて、
イメージじゃなかったな〜
花を育てるとかもね。
かわいいなんて言ったら失礼ですけど、かわいいです。

40才で小説家デビューだったとは知りませんでした。
小説を書く上での信念といったようなものも見え隠れしていて興味深いです。

一輪の花も咲かぬ小説は芸術としての価値がない。
とか、
主人公の魅力。
とか、


あと印象的なのが、
幸福を確認するだけの時間をきちんと持たなければ人生は灰色である。
ワーカホリック(仕事中毒)だと浅田氏も言っておられますが、
そんな日本人は多いでしょう。
そんなひとこそ、「ま、いっか。」
って、言ってみたらいいかもしれないですね。









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田村はまだか
 クラス会の3次会でスナックに集まる男女5人。
皆40才。
それぞれの話題がありながら、田村という同級生が来るのを待つ。
という設定です。

「田村はまだか」
という言葉が最初は、軽い話のつなぎのような感じがしたのですが、
生きているから待っていられるというような意味になったように思います。

なかなかおもしろい設定でした。



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WE LOVE ジジイ
都会の生活で痛みを持ち、田舎へ引っ越す。
わりとよくある話かもしれません。
田舎の高齢化、過疎化の問題も。
だからあまり新鮮には感じないまま読みすすみ、
何か起こるのかしらと期待しても、たいした事件が起こるわけでもない。
ちょっと残念。

自分のせいで死んでしまったと思っている後輩はいつも夢のなかに出てくる。
かなり後悔しています。
田舎に来たものの、馴染むつもりもなく、
でもこういう所には、いいお年寄りがいるのよね。
特別なことをしてくれるわけでなはないのだけど、
いや輪投げ大会をするだけのような感じだけど、
すっかりこの町のひとになっているし。
愛すべきジジイたちに感謝かな。

死んでしまった後輩が夢に出てこなくなったとき、
奥さんに会ったとき、
真実はどうあれ、痛みは変わらない。
いや変えたくないのかもしれませんね。



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