本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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青のフェルマータ
 心に傷を負い言葉を失った里緒がやってきたのは、
イルカとふれあうことが出来るオーストラリアの島。

イルカの世話を手伝いながら暮らす。
老チェリストからもらった曲『フェルマータ・イン・ブルー』
彼女の奏でるチェロが響く景色の美しさが見えてきました。

島に暮らす人たちそれぞれの想い。

イルカに癒しや救いを求めてやってくる人たち。

心は簡単には開かないけれど、
少しだけでも、前へ。

1年に一度だけという珊瑚の産卵。
まるで海に降る雪のようなその景色。
そんな感動的な景色を見せてくれたのは・・

同じ心の痛みを持つ彼。
彼の態度は哀しいほどに痛ましい。
素直になれる日がきますように。

ちなみに、海に降る雪というと、
マリンスノウと言われるプランクトンの残骸もありますよね。
それが要になっているドラマ『Summer Snow』にかなり思い入れがあるので、
その場面になったとき、どきっとしてしまいました。





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DIVE!!
 ふ〜やっと読めました。
以前から読みたかったのですが、なにしろ長編なので。
(図書館で借りました)

スポーツに打ち込む若者の物語で言うと、今までも
陸上の『一瞬の風になれ』
剣道の『武士道シックスティーン』
ボクシングの『ボックス!』
など好きな小説がありますが、
今回はダイビング。

競技人口は少ないようですね。
私もなんとなくしか知りませんでした。

存続が危ないダイビングクラブに、新しいコーチがやってくる。
才能ありとされた少年より、
まだ開花していない少年を見いだすのも物語にはよくあること。
目をかけられていないと感じる少年の嫉妬。
自分に何があるかわからないまま苦悩する少年。

それでもたった1.4秒の世界に魅了された少年たち。

オリンピックを目指すため、日々練習に明け暮れる。
遊ぶことも、たくさんおいしいものを食べることも、
友達と遊ぶことも、恋も捨ててきた。
ちゃっかり恋人がいる子もいたりするけれど、
失恋に落ち込んだり、
普通の少年らしさもいっぱい。

みんないい子なんだよね。
その一瞬にそれまでの努力のすべてをかける。
勝ち負けは必ずある。

オリンピックに行けるのか。
行くのは誰か。

おいおい同点かよ。ってつっこみを入れたくなりましたが、
それぞれの目指す道がつながりました。
きっとまだなだ何年も勝負は続くのでしょう。

ちょっとツボだったところ。
「いやいや」「いえいえ」「まあまあ」
大人の事情で子供をしばってほしくないですね。

プールに吸い込まれてしまうような感覚そのままに、
物語に入っていました。

坂井知季
沖津飛沫
富士谷要一
みんながんばれ!








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誘拐
 ほーーこう来たか!

誘拐もののミステリーは今までもいくつか見てきたので、
ちょっと過去の感想を読んでみたのですが、
似ているものがありそうでやっぱり違う。

ある意味では『大誘拐』がちょっとだけ似ていますね。
あっでもこれを書いたらネタばれになってしまう・・

現代社会の問題がたくさん盛りこまれ、
まずはリストラから始まりました。
葛原さんがリストラされなかったら起きなかったことかもしれない。
娘たちのつながりがあり、
責任はいったい誰にあるのか。

誘拐の狙いはどこにあるのか。
最初はわからなかったのですが、
星野警部のするどい視線から、事件の概要がわかってきました。
でもやはりどんでん返しはありました。

警察の組織の複雑さ。
事件解決までの組織作り。
実際もこのように行われているのでしょうか。

警察側からの視線、被害者側からの視線、
一般人としてはわからないことが多いですが、
秋月も被害者のひとりであったと思います。

その他ねたばれになりそうなことは続きに書きます。




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気をつけ、礼。
題名と 表紙の絵から、小学生の話だと思っていました。
短編集です。

短編の読みやすさもありますが、
それぞれ深いお話。

小学生の子の話もあるのですが、
大人になって、ちょっぴり後悔しながら思い出すという形の話が多いですね。
誰も、忘れたくても忘れられない、苦い思い出を1つは持っているのかもしれません。
その中でも、先生がキーパーソン。
退職しても年をとっても、先生はいつまでも先生。
どの職種のかたより、ずっとずっと変わらないみたいですね。

表題の『気をつけ、礼』は最後に出てきますが、
以前読んだ『きよしこ』を思い出します。
やはり、重松氏自身の体験からでしょうか。

評価は☆3つにしてしまいました。4つでもいいのですが、
最近4つ以上のものが多いので、辛くしてしまいました。





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見えない誰かと
 好きな作家さんのひとり、瀬尾まいこさんのエッセイです。

いつもとっても温かい空気が流れている文章を書くかただと思うのですが、
現役の国語の先生なんですよね。

そんな教師としての体験から、いろんな先生が出てきます。
確かに先生も人間、尊敬できる方そうでない方いるかもしれません。
ちょっとおかしな先生もいるみたいだけど、
瀬尾さんの文章になると愛しく思えてきます。

それにしてもこれって、実話なんですよね。
書かれている本人は、びっくり!
っていう話題もありますよ。

ご自身の妹さんの話には笑いました。
妹のことをかわいいと思っているのは自分だけで、
実際はたいしたことないようだ。なんて。
妹さんの感想聞きたいものです。

そろそろ小説の新作が読みたいですね。





 
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