本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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愛が理由
以前読んだ『償い』が、とても引き込まれるミステリーだったので、
今回も期待大。

確かに一気読みミステリーです。

途中まで、みんな悪者に思えてしまうし、
みんな嘘言っているような。

愛で言ったつもりの言葉や行動が、そのまま愛で伝わるとは限らない。
いや、伝わっていたんだよね。
そう思いたい。

友情。男と女の愛。
どちらを信じたらいいのか。
ねじれてしまったら、歯止めがきかないのも愛なのかな。




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おせっかいな神々
ショート・ショートの巨匠、星新一氏ですね。

これだけのネタを考えつくなんてどんな頭しているのだろうって思います。
作家さんに対してはいつも思うけれど、
短い文章にまとめるのはより頭を使うと思う。

星氏のショート・ショート三原則というものがあるらしいです。

1、セックスネタを扱わない
2、時事ネタを扱わない
3、残酷ネタを扱わない

初版から時が流れても、指示される理由でしょうか。



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新解さんの読み方
こうして読書をたくさんして、読書日記を書いていても、
言葉をしらない自分に愕然としてしまいますが、
言葉っておもしろいって思える本です。

国語辞典の新明解をこんな風に読むことができるとは。

単にこういう使い方は違うよ。という国語的な読み物ではありません。

辞書に書かれていることに疑問を持ったことがなかった私ですが、
辞書を作っているのも人間なのよね。
って、辞書が温かく感じます。

とにかくこういう読み方見方をしたらおもしろい!

子供の部屋へ行って、借りてきました。新解さん。



東野圭吾氏の新作が本屋に並んでいる・・
即読みたいと思いつ、買い置きがたくさんでちょっと我慢しています(^^;


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海辺の王国
小学校高学年から読める児童文学です。

舞台はイギリス。
戦争時代。

両親と妹を空襲で一度に失った少年。
近くの避難所とか、誰かに助けを求めることもできたかもしれないのに、
ひとり海辺を歩いていく。

最初に出会ったのは犬。

これ、この後も犬がいたのが救いでした。
貴重な食べ物を分け合い、
ぬくもりを感じて寄り添う。

それから出会う大人は、理不尽なひともいたけれど、
生きていく術を教えてもらったりもしました。

大人の考えるいやな部分も見えて、子供が読むにはキツいようなこともありましたが、
戦争の背景にあった歪んだ世界を知ってほしいということでしょうか。

海辺をずっと歩いて随分遠くにきたと思ったけれど、所詮子供の足。
そして最後の展開は、思いがけず・・

戦争が変えてしまった物や人。
でも少年は成長し、ぼくの王国を見つけるのですね。



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ギフト
『日明』と書いて、『たちもり』と読むそうです。
お初の作家さんですが、
まず一言とってもよかったです。
他の本も読んでみたい。

ギフト、贈り物でもこんな迷惑な贈り物はありません。

死者が見えるという話や映画はたくさんありますね。
映画だったら、「ゴースト」など有名で感動的なお話です。

この物語の少年も、小さい頃から死者が見えてしまいます。
その人の真実の心もわかってしまう。

子供のころは見たまま感じたままを口にしてしまい、
おかしな子だと怒られ、いつのまにか
見えないように振る舞うしかなくなります。

そんな少年の孤独を少しわかってくれたのが
心に傷を追った元刑事。
少年が触れることで刑事も死者の姿を見ることが出来ることに気づく。

そこからは、死者たちの思いを解き明かすためふたりで行動して行きます。

交通事故で死んだおばあさん。
娘とのかかわり、親の思い・・

虐待されて死んだ犬。
それでも人間と・・

庭の池でおぼれて死んだ少女。
ただ弟の幸せを願い・・

勉強にもなります。
まず相手の話を聞く。
途中で口をはさまない。
言われたことにはきちんと返す。

死者が現世に残している思いは何か。

刑事だったころのある事件で深い傷を追ったその心も
きちんと区切りがつきました。

少年は旅立ちましたが、
きっと強く生きていってくれるでしょう。

思いは伝わるものだよ。って読後は温かい気持ちになりました。

時にテレビなどでも、死者と話が出来るひとが見られますが、
あれどうなのかな。
話せるものなら話してみたいけれど。










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