本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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やさしい訴え (文春文庫)
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久しぶりに小川洋子さんの本。
彼女の書く小説の空気が好きです。

今回のは、それぞれ痛みを持っている3人が出会い、
愛を押し付けるわけでなく、自然に寄り添い前に進んでいける。
決して出過ぎず、引っ込みすぎるでもない。

人前で弾けなくなり、挫折したピアニスト。
婚約者が結婚の直前に殺された女性。
夫の暴力から逃げてきた女性。

チェンバロの制作、カリグラフィーの制作など、
何かを作り上げることが、自分たちの形成にもなっている。

失敗したときの哀しみは深いけれど、
自分が出来ることが見つかる喜びは大きいです。

読後感が心地よいです。

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| 春色 | ー小川洋子 | comments(0) | trackbacks(0) |
ゆらゆら橋から (集英社文庫 )
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ある一人の男の人生という点で、昨日よんだ春、バニーズで。と似ています。
こちらの方は、もっと長く小学生時代から52才になるまで。
一人の不器用な男の人生でした。

正直でまじめで、一途で。と言えば悪い印象はもたないでしょうけれど、
主人公の健司は本当にそんな男で、その一途さに涙するところもありましたが、
女の立場から見たら、男の身勝手だと思う部分も。

男女で、感想は違うでしょうね。

中学三年の時に出会った、結核で余命わずかな加代子。
病気がうつるからと、1メートル以内には近づけさせない加代子。
うつってもかまわないと、健司。
15才だけど、本気の恋。
林檎の場面。
泣けました。

高校生になってから出会った由紀。
加代子のことが忘れられない健司。
最後の場面はあんまりだと思ったけれど、結果よかったのだろうか。

大学の時の年上の女性。
ちょっとのめり込み過ぎて、健司の性格からして怖いと思いました。

そして結婚に至る過程。
少し不安な展開かと思わせて・・

子供が生まれ、大きくなり、
新婚時代の気持ちを忘れ・・

お互いへの思いやりも忘れ・・

熟年夫婦が読んだらいいかもしれないですね。

忘れていたことを思いだすかもしれません。

悪いこと思いだしたら最悪だけど。

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| 春色 | ー池永陽 | comments(0) | trackbacks(0) |
春、バーニーズで (文春文庫 )
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小説になると、ありふれた出来事が急にかっこよく見えたりする。

ありふれた夫婦の話だけど、
現実に過ごす今、いろんなことがあるように、
過去もそれぞれいろんなことがあって生きてきたんだ。
正直に言わないほうがいいことだって。

もしもあのとき、別の選択をしていたら。とも
誰も一度は考えることでしょう。
やり直しの出来ない人生だから。


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| 春色 | ー吉田修一 | comments(0) | trackbacks(0) |
人のセックスを笑うな (河出文庫)
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この本、実は単行本が出たときから気になっていました。
作者の名前もそのとき知ってなんだかすごいな! と。

年の離れた恋愛ものと一言でいうことはとても出来ません。
意外に短い話なので、もっとふたりの思い出が知りたいと思ったりもしたのですが、
ごちゃごちゃせず、すっきりした話になっているのは
この長さだからですよね、きっと。

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| 春色 | その他のや行の作家 | comments(0) | trackbacks(0) |
φは壊れたね
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一昨日書いたように、先に買った森博嗣氏の本。
これは新たなシリーズのようですが、
前回の西之園萌絵と、犀川創平も少し登場します。
少し大人になっているようです。
お嬢様ぶりはかわりませんが。

推理小説の謎解きって、
言われてみると、なるほどと思う台詞があるんですよね。
いきなり無関係な人が犯人。なんてあまりないわけですし、
芸術を志すひとの狂気とも思える行動。
凡人には、わかりません。

今回謎を説くのは、これまたキャラが際立つ大学生。

この森博嗣氏の本に出会って、またミステリーの世界が広がったように思います。
楽しみが増えました。

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| 春色 | ー森博嗣 | comments(0) | trackbacks(0) |