本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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新参者
  加賀恭一朗すごっ!
東野作品の中でも、加賀刑事が登場するものはほとんど読んでいます。
特に『赤い指』が、関係者の心情に迫るときの対峙方が絶妙で好きでした。
今回も期待を裏切りません。

日本橋で、一人暮らしの40才代の女性が殺された。
犯人を捕まえるべく、動き出す日本橋署の刑事たち。

その中で、異彩を放つのが加賀恭一朗。
彼は最近この日本橋署に着任。
あまり知らない土地だからか、あちこち歩き回り、
いろんな人たちと接することになる。

その街の人たちとの出会いがそれぞれ短篇で語られ、
犯人探しと全然違う方向へ行っているのではと、見せかけつつ、
繋がりも匂わせ、
うまい具合に最後の章で犯人にたどり着きます。

死人に口なし。と言うように、
亡くなったひとの気持ちや、生きていた時の真実は中々他人にはわかりません。
毎日、どんな風に暮らしていたか。
どんな人と付き合いがあったか。
どんな気持ちで過ごしていたか。
特に今回の被害者は子供が家を出て連絡するすべもなく、
離婚してひとり暮らしをしている。となったら、
誰が彼女のひととなりを語ることが出来るのでしょう。
もちろん友達もいます。
でも、実際友達だからって、何もかも話しているわけでないし、
知らないことも多い。

まるでそんな彼女に変わって語るかのように、
加賀恭一朗は歩きます。
彼女が関わっていた街の人たちと話をするのです。
そして、聞こえてきた話は、
悲しみだけでなく、優しさも喜びもあった。

息子の彼女だと思うひとが勤めるケーキ屋さんでの話がいい。

その他、直接彼女と関係ないような、
でもつながりもあったのだけど、
煎餅やさんのおばあちゃんの病気の話や、
骨董品やの嫁姑の話。鍵を握ったキティちゃんとあわび。
時計やさんの飛び出していった娘の話と犬の散歩。
そのどれもが長編になってもおかしくない程深く感動的な話でした。

いろんな気持ちが溢れるなか、
結局は、子を想う親の気持ち。
上杉刑事の過ちも、後悔ばかりだと思うけれど、
子育ては親自身が試されている。
失敗は赦されないけれど、何かに代えて償っていくべきなのかもしれない。


図書館で予約していたのだけど、
待ちきれなくて買って正解。
いろんな余韻が頭をよぎっています。








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