本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。
ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
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ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。 |
美雪晴れ みをつくし料理帖
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2014.02.26 Wednesday 14:38
以前は本屋さんでも探さなければならなかったこのシリーズもいつの間にか人気シリーズとなり、 本屋でも目立つところに置かれるようになりました。 嬉しい反面、そっと人知れず本当に好きなひとにだけ読んでほしいような複雑な思いがする小説です。 物語はいよいよ佳境に入ってきました。 澪と共に慣れない江戸で暮らす元天満一兆庵のご寮さんお芳。 一柳のだんなさんに見初められ新な道を歩むことに。 悲しい出来事の多かったつる家の面々にも明るい話題だった。 そしてひとり息子の佐兵衛のこと。 やっと会うことが叶うも、料理の道を捨てて生きている息子。 そして澪は、自身の料理人としてこの先どう歩んでいくべきか悩む。 幼馴染の野江のこと。 どうしても自分で手を差し伸べたい。 そのためにつる家を辞してもやり遂げたい想い。 澪の料理の腕に多くのひとが惚れ込むも澪の気持ちはただひとつ。 それに気づかせてくれたのは・・ 新たに登場したお臼も料理人の政吉もいい人そうでよかった。 澪の作る料理の味がきちんと食べるひとたちに伝わること。 これがいつもすごいと思うのだけど、 これだけの思いのこもった料理。 何ひとつ手を抜かず、ただただ食べるひとのことを思い仕上げていく。 料理は食べればなくなってしまうものだけど、 食べたものがひとを作る。 最初から何も変わらない澪ちゃんの道。 さて、次回完結だそうです。 小松原さまの登場がなくなって寂しいですが、 番外にちょこっとうれしい試みがあります。 本当はもっときちんと本編で登場してほしいのだけど、 こればっかりは叶いませんかね。 野江ちゃんとのことはきっときちんと解決するのでしょう。 どんな形になろうとも澪ちゃんを応援する気持ちに変わりなく、 次回作を待ちたいと思います。 |
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2017.01.20 Friday 14:38
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