本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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キウイγは時計仕掛け
久しぶりのGシリーズ、間を随分飛ばしてしまいましたのでお嬢様なイメージの萌絵さんもそこそこおばさんになっているもよう。
建築学会が開かれる大学で学長が射殺された。
どうやって殺されたかでもなく、密室殺人や謎解きなどミステリーに付き物の要素があまりなくてちょっとがっかり。
 
| 春色 | ー森博嗣 | comments(0) | trackbacks(0) |
喜嶋先生の静かな世界
こういう雰囲気の小説初めてです。
とっても理系なんだけど嫌いじゃない。
大学の卒論のために配属された喜嶋研究室で先生と出会い、人生を大きく変えた。
よく考えたらとても正しいことを言っているのに、
最初は何か違って感じてしまう。
でも研究とは何かと説明は難しいけれど、
王道を進みゆけばそれは人間の美しい生き方なのだと、
先生から多くのことを教えてもらった。
先生はいつも正しかった。

 
| 春色 | ー森博嗣 | comments(0) | trackbacks(0) |
ゾラ・一撃・さようなら
やはりおもしろかった。森氏のミステリー。
探偵の頸城悦夫は、依頼人の志木真智子から、変わった依頼を受ける。
昔、母か関わった人物、俳優の法輪清治郎が持っているものを探し出してほしいと言う。
それは、元々母が預けたものだという。
『天使の演習』という名前の美術品。
依頼に応えるため、法輪氏に近づいていく。
しかし、ゾラという殺し屋が、法輪氏を狙っているという噂があり、
警備が強化されていた。
うまい具合に、法輪氏の甥と友人であったため、
取材目的に会うことができ、
偶然にも信頼を得ることができた頸城は、
彼の近くで過ごすこととなる。

依頼人の真智子。
その母の貴子は、法輪清治郎と恋仲になったことがあり、
金銭の援助も受けていた。
しかし足が悪く、車いすの生活をしていた。

ゾラとは何者か。
間に挟まれるゾラのつぶやき。
これで大凡の判断は付くのだが、いったいどうやって殺しを実行するのか。
そして、厳重な警備のなか、法輪氏暗殺は実行されてしまう。

射撃の名手だったという元総理大臣も吉田護。
法輪が政界に進んだ時の縁で繋がっていた。
そして吉田は、志木親子とも繋がりがあった。

なんだかカッコイイ殺し屋。






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カクレカラクリ
廃墟マニアの大学生男子二人。
ちょっと好意を寄せている同級生の女の子の実家近くにある廃工場に行きたいことを口実に、
彼女の実家に行くことになる。
かなりのお金持ちらしいけれど、
父親も母親も姿を表さず、
皆それぞれの時間を過ごすなど、ちょっと変わった家族。
しかし使用人は多く、
離れに滞在することになった二人に豪華はおもてなしが。

鈴鳴村というその村にはある伝説があり、
それは、120年後にあたる今年、
カクレカラクリが姿を表すということ。
そこには、当時の宝が入っているのか否か。
120年後に動くようにセットすることが可能なのか、
そもそも120年前の技術で出来ることは。

登場人物が皆個性的なでおもしろい。
話の流れとしては盛り上がりにかける。
120年ずっと隠しておくのは難しいでしょうけど、
最後、あらま知ってたのって感じでした。






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トーマの心臓
あの『トーマの心臓』が、小説になったというので、
原作を読んだのは、もうずっとずっと前なのですが、
興味があり読んでみました。

読み始めて原作の世界が思い出されてきたのですが、
少しだけ違和感があるなと思っていたら、
どうも舞台が日本っていうのが疑問なのだと思いました。
オスカー以外が日本人で、トーマやエーリクが渾名って・・・
教授が渾名をつける。って・・

でも寮生活する少年たちの閉鎖的でありながら、美しい世界、
揺れる心がうまく表現されていると思いました。
漫画の優美で怪しげな世界を文章で表現するのは難しいのではと思っていましたが、
これはこれでいいですね。

それぞれの家庭の事情も、将来のことも、悩み多き少年たちは物語になります。
これから、知らない世界に羽ばたく少年たちを想像するのも楽しい。







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スカイ・クロラ
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映画化されたそうですね。

戦争を仕事に生きる子供達の話と聞いていたので、
とても凄惨な話だと思っていたのですが、
現実の戦争とは全く違う。

死ぬことのない時間を手に入れたからこんなに冷静なのだろうか。

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冷たい密室と博士たち
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S&Mシリーズの第二弾。
斎川助教授と、西之園萌絵の活躍が光ります。

先日、四季シリーズを読んでしまったので、
ふたりがとても若く感じてしまいますが。

さて、森氏はさすがです。
私が感想書くのは烏滸がましいと感じてしまいます。
まるで自分も頭がよくなったかのような錯覚もあります。
全くの勘違いですが。

属に言う密室殺人事件ではありますが、
難しくで、深く考えずに読み進めてしまいました。
だから単純に、からくりもすごいな。と思い、
何故? とは思わない。
やっぱり頭悪いわ。私。

犯人がわかり、その動機が謎だったわけですが、
殺意を覚えるほどの出来事が、いつ起こったか。

誰かのために・・殺人までしてしまうほどの関係。

その思い、それは有りうるかもしれないと思いました。



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四季 冬 (講談社文庫)
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ついにラスト。『冬』です。

犀川助教授と西之園萌絵の関係など、現実の世界のできごとだった『秋』から
がらりと変わり、
正直、舞台背景がよくわかりません。

四季はいったいどこにいるのか。
生きているのか。
死んでいるのか。

誰が誰で、本物なのか・・

天才であった四季の悩みも少しわかるような気がします。
娘ミチルのことも。

母性が成せたこと。

結局四季はどうなったのか。

言葉が、四季の世界を詩のように綴られていて
それだけでも、美しい。

しかし、『すべてはFになる』から始まりすごい世界を体感した感じがします。
すごいぞ! 森博嗣氏

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四季 秋 (講談社文庫)
『夏』で、おもしろくなって来たので続けて『秋』を。

『すべてがFになる』からあとの出来事になっています。
四季は29歳。
でも今回は、四季の実体が謎です。
謎のままでも影響は大きい。

主に登場するには、犀川助教授と、西之園萌絵。
ふたりの間の展開は、この物語の中で唯一、笑ってしまうところです。
緊張がほぐれます。

その他今までの登場人物が多く鍵をにぎっており、
誰もがその四季の存在に恐怖を感じる。

天才とはこれほど周りに影響を与えるのか。






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| 春色 | ー森博嗣 | comments(0) | trackbacks(0) |
四季 夏 (講談社文庫)
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「四季 春」を読んで間があいてしまいました。
『すべてはFになる』を読んでからは・・
(今年の1月でした。もっと前のような気がする)

前回、「春」では物語の重要人物、真賀田四季が6歳。
そして今回、13歳になりました。

とても美しく成長しているであろう四季が、その天才ぶりで世間でも有名に。
13歳といえば、世間では中学1年。
相変わらず、世間の常識なんて通用しない
天才であるがゆえの独特な物の見方、考え方。
どんなことが起きても、かなり冷静だし、
この歳にして、すべて悟ってしまったような言動も、
いやみでなく、
理系の考え方は難しいけれど、素直にひとりの女性の成長をと見ていくと、
人間らしい所もあり、おもしろく読めます。

やはり「すべてはFになる」を先に読んでよかったですね。

今回のラスト、衝撃の真相がわかります。

こんなことさえ、冷静である四季。
天才とはいったい何を生み出したのだろう。


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