本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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ガンコロリン
医学界を知っているからかける物語だと思いますが、
そんな医療関係の短編集。

表題のガンコロリンでは、癌の予防薬で特効薬を開発した話。
その名もガンコロリン。
おもしろ〜い。
しかし癌が減って外科医の仕事が減りってあたりでは、
最近読むようになった今の医療関係の裏事情を語る本です。
病気がなぜできるのか、
癌患者が少しも減らないのは何故かということまで見えてきます。

健康推進モデルの話もおもしろいけど笑えない。
ランクA病院の話も。
近未来にありそうな話。でも怖い。

医学とは人の死を食らって生きる悪食の生命体。
毒は薬に相転換する。
お金儲けのため?
誰のためなのだろう。



 
| 春色 | ー海堂 尊 | comments(0) | trackbacks(0) |
輝天炎上
おかしい。螺鈿迷宮も読んだはずなのに感想書いてない。
碧翠院を舞台にしたあの双子姉妹や入院患者たちのインパクト大なので絶対に読んでる。
あ〜でも今から感想は書けないや。

ケルベロスの肖像でも出てきましたが崩壊炎上した碧翠院から4つの遺体は発見されすみれか小百合、どちらかが逃げ生きているとされている。
当時碧翠院に入院し炎上したその場面にもいた天馬大吉、
何度も落第しながら医大生を続けているが、
Z班として同じ課題をこなすことになり冷泉深雪という優等生でかなりの美人と一緒に行動するようになる。
多くの関係者に取材に行くのだが、
天馬の幼なじみで記者の別宮葉子も一緒に行くようになり、
女ふたりの対決?関係が笑ってしまうほどおかしい。
裏できな臭い計画がされているのにほっこりしてしまいました。
東城大学病院が新たに建設しているAiセンター。
それはあの特徴的な碧翠院と全く同じ外観をしていた。

そして生き残ったのは小百合かすみれか。

ネタバレになっちゃうけど小百合が生きているのは早い段階でわかります。
医療ジャーナリスト西園寺さやかとして極北に行っていた小百合、
いよいよ桜宮に戻り計画を進める。
そして天馬によって仮面が暴かれ小百合として登場する。
その時、すみれは・・
この姉妹こうまでいがみ合わないといけないのでしょうか。
確かに互いを犠牲にしてまで生き残りたかったという思いがどんどんネジ曲がってしまったのかもしれないけれど。
両親のようにか生きられない。
若さ故嫉妬や羨望が混じりあい炎になって消えていく。
さてこのあとはあるのでしょうか。
 
| 春色 | ー海堂 尊 | comments(0) | trackbacks(0) |
ケルベロスの肖像
 田口・白鳥シリーズ完結編です。
今までの、忘れてしまったところもあるので、
Wikiをちょっと参照しながら読みました。
それにしても登場人物は個性的なひとが多ですね。
それが人気の秘密かもしれないですが。
好きになれる人がいない!

東城大学医学部付属病院に脅迫状が届く。
院長から調査依頼される田口。
結局やっかいごとを引き受けることになってしまうのはお約束。

軸になっているのは碧翠院桜宮病院の生き残りがいるということ。
あの火災のあとに4遺体しか発見されず、
双子のすみれか小百合のどちらかが生きているはずだというのだ。

解剖医学と新しい画像診断装置の対決。
開所したAiセンターのシンポジュウムにて正体を表したのは・・

モンスター患者の対処の仕方にちょっと田口センセのこと見直しましたよ。
介護疲れや医療ミスの問題もありました。
今までの作品から繋がる集大成。
これはすべて順に読まないとだめですね。







| 春色 | ー海堂 尊 | comments(0) | trackbacks(0) |
アリアドネの弾丸
 あの3月11日の地震以来、読書をする気になれませんでした。
(地震のことは普通のブログのほうに書いたのでここには書きません。)
図書館の予約待ちでやっと来た本が期限がきてしまいそうで無理矢理読みました。
なので、あまり頭に入ってこなくてちゃんとした感想が書けません。
すみません。


海堂作品では有名なシリーズ、田口&白鳥コンビもの。
過去の作品に登場したひとも多々出てくるのが面白みのひとつですよね。
エーアイセンターのセンター長に任命された田口。
そんな中、東城大学病院で起きた殺人事件。
いや最初は事件とは思われいないのだけど、
第二の事件が起ってから、きな臭くなってきた。
白鳥が登場してからは、かなり強引に謎解きが進みました。




一昨日久しぶりに本屋に行ったら、澪ちゃんのシリーズの新刊が出ていて即買い。
テンション上がりました〜
しかし、まだ図書館の本がいくつかあってすぐに読めない。
少しずついつものペースに戻れるかな。
心落ち着いていないと読書って出来ないものですね。

被災地の方々が心を落ち着かせることができる日々。
一日も早くそんな日が来ますように。


| 春色 | ー海堂 尊 | comments(0) | trackbacks(0) |
モルフェイスの領域
 海堂氏の小説には、共通の登場人物が多くいるので、
全部読んでおきたくなります。

今回は、ナイチンゲールに出てきた子かな。
自分の記憶に自身がないけれど。
佐々木アツシ君。
両目失明の危機にあったため、5年間の眠りにつく。
本人も了承してのことだというけれど、
病気が治ると聞いて理解したのかな。
しかし、両親が手を離してしまった。
いかにも医療の実験台のようだけど、
今は治らなくても、将来には治る病気は絶対にあるだろうしね。

そんなアツシ君のお世話をする女性が今回の主人公。
もうすぐアツシが目覚めるという頃、
問題があることに気づく涼子。
アツシを守るために彼女がしたこととは。








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ブレイズメス1990
ニースでの国際学会発表のお供に行くことになった世良雅志は、
教授からある任務を任されていた。
それは、天才心臓外科医の天城雪彦を日本に連れてくること。
同じ学会で発表がある天城を捕まえればと、
軽い気持ちでいたものの、
学会をドタキャンした天城を探し、モナコへ。
モナコでの天城の行動は医師として、人間として驚くことばかりだった。
しかし世良が強運というのか、意外にも簡単に日本に来てくれることになる。
なんだかスムーズ過ぎる展開です。

日本に来てからは、その破天荒な行動言動に、反感を持つひとも多いけれど、
世界で彼しか出来ないという心臓手術を、公開手術にて行い、
周囲に有無を言わせないという更なる破天荒さ。
しかし、特別な事件が起こるわけではないので、
ちょっとがっかり。
新人の駒井がいい味だしていると思うけれど、
何か活躍するほどの登場はなく、残念。
医療の技術のことはさっぱりわからないけれど、
海堂氏の小説を読むと、医師にいい印象持たなくなってしまう。
いいのかしら。







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マドンナ・ヴェルデ
家の事情でしばらくパソコンに向かう時間がありませんでした。
本は少し読んでいたので、簡単な感想ですが書いておきます。

海堂氏の小説は、同じ登場人物が登場したり繋がりがあるところがおもしろいですね。
ジーンワルツで登場した産科医、曾根崎理恵。
理恵は、子供が産めない自分に代わり、母親に自分の子供を生んでもらいたいと計画をする。
母親のみどりは、認められていない代理母となることに、抵抗や不安があるものの、
実際に自分のお腹で育っていく命を育むうちに、母性を含めいろんな感情が湧いてくる。

日本の法律上、諦めなければならないはずのことを、
産科医の権威を使い実現させてしまう理恵の行動には、
すべてを賛成することは出来ないけれど、
不妊治療の問題を抱えるひとたちや、
欲しくても産めない女性からしたら、
どんな気持ちなのでしょう。

親となること。
自分がお腹を痛めなくても、母親になることが出来ること。
自分で産んでも育てられない親がいる世の中だという現実が悲しいけれど、
産まれてくる子供たちに罪はないことだけは事実。








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極北クレーマー
 海堂氏の作品には同じ登場人物だったり、舞台やエピソードが盛り込まれているので、
そういうおもしろさがあります。
特に前回、ジェネラルルージュの伝説を読んだので、
海堂氏の意図も少しながら理解できましたし。

赤字を抱える地方の公立病院。
そこに外科医として赴任した今中の視点で物語は進みます。
本当にここは病院なのかと思う人たちの態度なのだけど、
前半、登場人物のキャラの濃さに引き込まれました。

ただジーンワルツで少し触れられていた三枝医師のことになってくると、
なんだか医師という立場、仕事の大変さをまざまざと感じざるを得ません。
実際に、身内を亡くした立場だったらやはり真実を知りたいと思うのかもしれませんし、
訴えたくなるかもしれません。
でも、
こんな風に、優秀な医師が医療現場から去らなくてはいけないとしたら、
間違っていますよね。
そうならない為の作を、三枝医師を助けるまでを見たかった。
あのあとどうなったのでしょう。







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ジェネラル・ルージュの伝説
『ジェネラル・ルージュの凱旋』速水晃一の若き日の話が短篇書き下ろしであり、
今までの海堂作品の、作者自らの解説、
作家海堂氏が誕生するいきさつ、
全作品の登場人物や、用語集まで、
海堂ファンにはたまらない1冊ですね。

今まで読んだ作品は3冊なので、大きなことは言えませんが、
ちょっと見方が変わりました。
あまりおもしろくない。というような感想を今まで書いてしまってすみません。って感じです。

作品を読んでこの本を読むのもおもしろいと思うし、
これを読んで、他の作品に興味が湧きました。
また少しずつ読んでみたいと思います。

 
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| 春色 | ー海堂 尊 | comments(0) | trackbacks(0) |
ジーン・ワルツ
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医師という立場からか、現在の産科医の問題を浮き彫りにしている作品ですね。
医学的なことはわからないけれど、
地元の総合病院でも産科医がいなくなる。などの問題が現実化しているようです。

生命の誕生という神秘的なものも、
医学の進歩によりかなり変わってきているんですね。

でもどんなに医学が進んでも命が誕生するまでの奇跡ともいえるできごと。
産まれてくる命がどれだけ大切なものか、
毎日いろんな事件を耳にする世の中で、
どれだけの命が理不尽に失われてしまっているのか。
改めて考えさせられます。

物語は、ひとりの産科医、曾根崎理恵がかかわる5人の妊婦の話です。

大学病院や、地域医療の問題。
さまざまな問題のなかで、ただ赤ちゃんが欲しいと願う女性。
また、望んで出来た子でなかったとしても
こんなにも母性が目覚めるのかと、ユミには泣かされてしまいました。

正常に産まれる子ばかりではないのだと、
それでも母の力は本当に強くて、
それはやっぱり生命の誕生という神秘が成せることなのだろうか。

代理出産という手段も、日本では法律で禁止されているわけだけど、
どんなに子を望んでもできない人たちのことを考えると、
少しでも多くの方法があればと思います。


産まれたときの感動をずっと忘れないで。





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