本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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シンデレラ・ティース
またまた読みやすくておもしろいな〜
子供のころのいやな体験から歯医者が大嫌いなサキだけど、
母親の作戦にかかり大学の夏休み、歯医者の受付でバイトをすることになってしまう。
クリニックには個性豊かなスタッフたちがいて、
患者さんそれぞれの悩みも鮮やかに解決していく様は心地よいです。
それでも問題のなっているのが、
審美歯科や義歯、口臭に再生医療など専門的でありながらわかりやすく書かれていて興味深かったです。
サキいい経験したね。
| 春色 | ー坂木司 | comments(0) | trackbacks(0) |
青空の卵
 坂木さんの小説はいくつか読んでいて好きな物が多いのですが、
デビュー作がまだでした。
なんとこの作品の主人公をペンネームにしたそうですね。

そんな坂木司が主人公。
自称ひきこもりの友人、鳥井真一とは14才中学時代からの付き合い。
坂木曰く彼自身は凡庸な家庭で育ち型通りの人間らしい。
そのため、普通じゃないひとに惹き付けられるところがある。
鳥井は、家庭の事情(母親に捨てられ父親は仕事の忙しさからほとんどいない)
から心を閉ざし、級友から疎まれ嫌がらせを受けるようになり学校へ行かなくなる。
そしてひきこもる毎日。
そんな鳥井と友達になりたいと言う坂木。
その後、社会人になる今も付き合いは続いている。

出来るだけ外に連れ出そうとする坂木に対して、月曜の午前中という空いた時間だけなんとかスパーで行く。
で、鳥井は料理が上手なのね。

ふたりの日常にいろいろと起こる事件。
地元の警察官が同級生だったりしてよく出入りするようになり、
少し賑やかに。

引きこもりの鳥井が事件に遭遇することによって人と関わることになり、
苦しみや喜びいろいろ経験していく。

関係修復は難しそうだと思った父親ともなんとか親子としての繋がりを取り戻し、一件落着のようだけど、こちらシリーズでその後があるのですね。
読まなくちゃ。


| 春色 | ー坂木司 | comments(0) | trackbacks(0) |
切れない糸
偶然手に取ったのだけど、
昨日読んだ本とびっくりするほど似た設定でした。

やはりここにも大学4年なのに就職が決まらない男子1名。 
新井和也。
しかし突然父親が亡くなり、
家業のクリーニング店を継ぐことになる。

町の小さなクリーニング屋だけど、
腕のいいアイロン職人がいて、
確かな仕事に常連客がたくさんいる。
商店街のあれやこれや、面倒だと思いながらも、
いろいろな人たちと触れ合い、成長していくんだよね。

大学の友人で近所の喫茶店でアルバイトをする沢田は、
魔法の言葉と言われるほど、的確且つ不思議なことを言う男。
客との間で怒る、不可思議な事件も、彼に話せばすべて解決の糸口がつかめるという、
なんとも頼もしい存在。

今まであまり感じなかったけれど、
クリーニングに出す服で、そんなにその家のことがわかるのだろうか。
匂いももちろん、家それぞれの違いがあるものなのね〜

慣れない仕事をがんばってやっていく和也は、
やっぱりまだ頼りないけれど、
沢田の存在が大きい。
旅に出ちゃった沢田くんの謎に、今度は迫っていただきたいです。






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| 春色 | ー坂木司 | comments(1) | trackbacks(0) |
和菓子のアン
本屋でこの本を見たときから、とっても読みたくて期待していました。
そして、期待通り楽しかったです。
あ〜上生菓子が食べたい。

高校卒業しても、やりたいこともない杏子が、
デパ地下にある和菓子やさんでアルバイトを始めた。
ちょっとぽっちゃり体型の杏子が、
アンコちゃん、アンちゃんと呼ばれるようになったのは自然な流れですよね。

しっかりものの椿店長と、
杏子と同じ歳のアルバイト桜井さん。
そして乙女系男子の立花さん。
それぞれキャラがはっきりしていておもしろい。

お客様が買っていくお菓子を見ただけでいろんなことを判断する椿店長もすごいけれど、
アンちゃんだって負けていない。
感性が鋭いのか、勉強熱心なのか、いろんなことを吸収して、学んでいく。
和菓子の世界の奥深さにも触れ、
デパ地下(というとドラマ元カレを思い出すけど)の、いろいろ。

冠婚葬祭に通じることも多い和菓子。
もっと味わって、食べたいですね。
買いにいってこようっと。
杏子ちゃんみたいに、ぽっちゃりになるのはごめんだけど。











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| 春色 | ー坂木司 | comments(2) | trackbacks(0) |
夜の光
 高校の天文部に所属する4人。
昼間はあまりかかわりあいのない4人だけど、
天文部に集い、観測会をするときスパイみたいにコードネームをつけて活動する。
ブッチ、ギィ、ゲージ、ジョー。
それぞれ家庭でも大きな問題を抱えていて、
ここから先へ、次の生活へ進むためにもがいている。
そんな中、ちょっとした事件が起こり、探偵のように活躍する4人。

観測会と称して集まるときには、
珈琲ショップでバイトするギィの入れる珈琲がおいしそうで、
香りが伝わってきそう。

それから、ゲージが話すときに、ベイビーとか、ハニーとか、マイスイートとか言うのを、
赤ちゃんじゃないけどなんとか、とか、
はちみつ、お菓子じゃないけどといちいち否定して返すのが最初何言ってるんだろって、
思ったけれど、
読んでいて楽しくなってきていた。

不思議だけど、いい関係の4人でした。




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| 春色 | ー坂木司 | comments(0) | trackbacks(0) |
短劇
短い短い短編集です。

『短劇』とは、おもしろいタイトルだと思ったのですが、
とてもイメージに合っています。

坂木さんと言えば
少しほのぼのとした温かい雰囲気の小説を書くひとだと思っていたのですが、
かなり怖い話も多いですね。
深く突っ込みたくはないような・・・

扉を開けて、
あちこち覗いてみたくなるような、
絶対したくないような。

街を歩いていて、
後ろのひとが気になったり、
絶対見たくなかったり。

怖い怖い。

その中でもちょっといい話なのは
『物件案内』

プライバシーの侵害のような
『MM』『秘祭』
絶対いやだーーーー


『ビル業務』は、あってもいいかも。




 
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| 春色 | ー坂木司 | comments(0) | trackbacks(0) |
先生と僕
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題名から想像したものとは全然違っていましたが、
楽しめました。
前回読んだ坂木氏のホテルジューシーの、テンポというか空気が似ているように思いました。

すごく臆病で、悪いこと最悪な状況をすぐ想像してしまう大学生の僕(二葉)の、
先生はなんと中学生。
これが頭がよくてちょっとむかつくくらい。
人が死ぬ場面がいやでミステリーが読めない二葉に、
いろいろ教えてくれるんですね。
だから先生?

でも二葉もすごい特技があって、この暗記力は半端じゃないですね。

難しい謎解きでないし、短編だから、さらっと読めます。


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| 春色 | ー坂木司 | comments(0) | trackbacks(0) |
ホテルジューシー
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ちょっと暗い話を続けて読んだので、こういう明るい話は救いです。

主人公のヒロちゃんの、優等生で、間違ったことにだまっていられない性格は
よくいえば姉御肌だけど、
ちょっとお節介すぎていやだな〜って感じる時もあります。

沖縄の小さな安ホテルでアルバイトするヒロちゃんの
従業員のひとや、なんだか怪しい支配人代理、
個性的なお客さん達との関わりが、描かれているわけですが、
沖縄が舞台だからいいのでしょうね。

いつも沖縄が舞台のお話を読むと感じますが、
言葉遣いや、食べ物、日本なのに、異国の雰囲気。
物語になりやすい雰囲気。

自分がいないと世界が回っていかないくらい自身過剰なヒロちゃんでしたが、
大切なものを手にいれたね。

んーーーー
沖縄料理が食べたいーーー



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| 春色 | ー坂木司 | comments(0) | trackbacks(0) |