本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
 発売の日に行列ができる作家さんなんてすごいですよね。
やっぱり読んでおかないと。
あっ行列はしていません。

なんとも不思議な題名がまずはインパクト大。
覚えにくいですが、これは読んでみたらなるほどと思えます。

高校時代に仲がよかった5人組。
赤松、青海、白根、黒埜、
と、多崎つくる。
確かにつくるだけ色彩がない。

大学2年のときに突然もう会わないと言われ、
死を考えるだけの日々を送った。
その後就職をしてかろうじて生きてきたようなので、
かなり暗い内容になるのかと思いましたが、
読んでいてそれは静かに案外心地よく流れていきました。

彼だけが知らなかった事実が彼を苦しめた。
青春時代のわりとよくある設定なのに
いろいろ印象に残る言葉を使っているので新鮮な感じがします。
さすがというところでしょうか。












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1Q84 Book3
 1も2も、図書館で借りたので、ちょっと読み返したい部分があって困りました。
でも読み始めたら、すんなり1Q84の世界に入りこめました。

今回は、お互いを求め合う、天吾と青豆それぞれの視点に加え、
天吾を監視する、牛河の視点も描かれています。
登場人物が少ないから長編でも、わかりやすいのでしょうか。
身を隠す青豆の世話をするタマルは、人間ぽさがなく異質な存在。
でも考えてみたら皆、異質で謎だらけ。
宗教団体もそうだし、青豆の顧客だった老婦人も、ふかえりも。
中でも青豆が一番謎。
あーあのリトルピープルはなんなの。

でも、探し会って求めてやっと会えたふたりがしたことは、
普通の恋人たちと同じで、
最後にこれは、恋愛小説だったのかと思いましたが、
これでよかったのでしょうか。
何か劇的な最後を想像していただけに、ちょっと物足りなさがあります。





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1Q84
ついに読みましたよ。
これだけ売れているので、やっぱり読まなければと思い、
図書館に予約していました。

まず正直に言うと、私は村上春樹氏の小説が好きではありません。
(最初から否定的ですみません)
そんな思いから気が進まなかったのですが、
読み始めて、

あらっ意外とおもしろいではないかしらと、思いました。

青豆という印象的な名前の女性と、
天吾という予備校の講師をしながら小説を書こうとしている男性。

このふたりの話が交互に進みます。

17才の深田絵里子、通称ふかえりという少女の小説『空気さなぎ』を書き直すことを編集者に持ちかけられ、それを引き受けたことから、
いえ、すべてはそうなることと決まっていたことなのでしょうけれど、
青豆と天吾のつながりが見えたあたりから、
話がおもしろくなってきました。

それぞれ小さなころにトラウマを抱えそこから逃げていた。

ふかえりも、同じように両親から逃げてきた。

そこに宗教が絡んでいると、皆、あの事件を思い出すと思うけれど、
輸血をしないという教えの宗教も、以前ありましたよね。
宗教のうさんくささが満載です。

Book2の方になり、宗教のうさんくささに拍車がかかり過ぎて、
ちょっと入りこめない気分になってきてしまいました。

1984年に生きているのに、
1Q84年の世界に入り込んだひとたち。
もう逃げだすことはできない。

やはり前向きにはなれない世界です。
でも、青豆も天吾も生い立ちがちょっと複雑だったために、
変わった世界を知ってしまったのかもしれない。

作られた『空気さなぎ』という小説の内容を青豆が知ったとき、
天吾が自分の過ごした20年を父親に語ったとき、
ふたりはやっと心で出会うことが出来たのだろうか。

物語の後半になってちょっとわけわからない世界が続き、
理解に苦しみましたが、
青豆も、天吾も、ふかえりも、嫌いではなかったです。





 






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走ることについて語るときに僕の語ること
 この本を読むと、もれなく走りたくなると思います。

有名な作家であり、一市民ランナーである氏が、
走ることが彼の人生にどれだけの影響を与えてきたか、
が、書かれています。

東京マラソンが抽選で当たらないと走れないように、
マラソン人口は増えているのでしょうか。
特別な道具がいらない。
我が身ひとつあればいいスポーツですから、
一番基本で、一番始めやすいスポーツでもあるのでしょうね。

走りたくなると書いてしまいましたが、
自分、運動がすべてだめで、走ることなんてとんでもない。って人です。
短距離はもちろん、マラソンをする人の気持ちが全然わからなかった。
体の面でも、精神的な面でもどんな状況なのか。
その様子が少しわかりました。
といっても、実際に体験しないことにはわからないことだらけでしょうけれど。
でも、やっぱり私には走れません。無理。
こんな私でも走ることが出来るようになる方法があるのなら、
挑戦してみたいような気もするけれど・・・
そんな甘いものではないですよね。







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ふしぎな図書館
とてもかわいい装丁で、絵本のような本です。
お話も短くてあっという間に読めてしまいます。

題名通りふしぎなふしぎな図書館。
本を探しにやってきたのに、
地下に連れていかれ、閉じ込められてしまう。

おかしな老人や、羊男、きれいな少女。
誰を信じていいのか。
ここから出られるのか。

図書館大好きだけど、こんなことがあったらいやだ。
でも、不思議が似合う空間かもしれません。


 
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ノルウェイの森
  この本、私、読んだことあるかも。

読み進むたび、その先の展開が浮かび、状況を思い浮かべるのが二度目な気がしました。
ここ4年ほど、読んだ本はすべてここに記載しているので、
多分ずっと以前です。

若いころ読むのと、今の私が読むのとでは、もちろん感じ方が違ってくると思いますが、
あまりにたくさん読むので印象に残らない本もたくさんあります。
とっても有名な本なのに、
どうして読んだことを忘れてしまったかわかりません(^^;
状況はすごく印象に残っているのですから。


以下ねたばれ多いです。












友達が自殺してしまうこと。
友達の彼女との付き合いかた。
大学生活。
寮生活。
レコード店でのバイト。
山の奥の療養所。
同室の女性の秘密。
ピアノの教え子の嘘。
実家が本屋の彼女。
その近くでの火事。
彼女の行方。

成人する二十歳を挟む大学時代。
そのころ特有の悩み、苦しみがあますことなく描かれています。

ただ、
簡単に死を選んでいるのではないか。と思うほど自殺者が多いこと。
性の描写が多すぎるのではないかと思うこと。

こういう小説なのだろうけれど、
あまり前向きではないですよね。

あっ結局緑を選んだことは明るい未来なのだろうか。
なんだか未来が想像できないですね。
それから
好きになれる登場人物がいないです。



でも、
揺れ動く若い日々の気持ちをこれほど正確に表現されている小説はないですね。
生きることの難しさを感じてしまいます。












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風の歌を聴け (講談社文庫)
評価:
村上 春樹
講談社
Amazonランキング: 3144位
有名な作家のデビュー作というと読んでみたくなります。
といっても、村上春樹氏の作品はあまり読んでいないので、
今とどう違うかわかりません。

ノルウエーの森を読みたいと思いつ、まだですし・・

これ、男の人が読んだほうが共感もたれるのかしら。
その時代のこともよくわからないし、
ちょっと退屈でした。
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東京奇譚集
あ〜おもしろかった〜
私が小説を読むのが好きなのは、現実とは違うありそうにない世界にどきどきしたり、不思議なできごとにわくわくしたり、少しずつ少しずつ謎が解かれるように、続きが気になり夢中にさせられる。
そんな条件にぴったりのお話でした。
謎が完全に解決されなくてもいい。
そんなことありそうになくても、矛盾していてもお話ならいい。
あまり深く考えさせられる本は疲れてしまうし。
これはかなりお薦めです。


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