本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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ルパンの消息
謎が解決していく快感がたっぷり。
これぞ横山ミステリー。
おもしろかった。
それも二転三転していくから、最後まで飽きさせません。
題名も、とても効果的且つ、納得のものでした。

15年前に自殺とされた女性教師の墜落死は他殺だというタレ込みから、
時効まで24時間と迫るも、
関係者から話を聞きはじめる。

テストの答案を盗みに校舎に忍び込んでいた高校生3人。
他の教師たち同僚や生徒たち。
そして『ルパン』という名前の喫茶店とそのマスター。
あの3億円時間の容疑者とされたマスターも謎が多そうだった。
金庫のからくりもおもしろい。
やはりマスターは大きな鍵でした。

テストを盗んだ3人とは別に相馬という友人がいたが、
彼の境遇や、妹のこと、生まれ育つ場所の不公平さが、彼らの親が、憎いですね。
ずっと絵本を持っていた妹の気持ち。

複雑に絡まり合った物語の謎が解けたときの心地よさを、
久しぶりに感じることが出来ました。











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| 春色 | ー横山秀夫 | comments(0) | trackbacks(0) |
第三の時効
 横山氏得意の警察小説。
捜査第一科の班ごとの班長の個性から、
事件の解決まで、おもしろく読ませてくれました。

いくつかの事件で短篇のようになっていますが、
班長始め、個性的な男たちが成し遂げる仕事のかっこいいこと。

第三の時効の意味、興味深かったですね。
今朝、ちょうど有名事件の時効のことをニュースでやっていて、
時効って、公表しないほうがいいんじゃないの。って、
夫と話していました。
海外にいる間は、無効になることは、
小説に多々登場して知っていましたが、
こんな策があったとは。
モノクロームの反転でも、密室の抜け穴でも、そうですが、
最初に、見聞きしたことを疑ってかかることから、
捜査が始まるのですね。
身内も疑ってかからなくては・・・

素直に信じて読んでいると、
どんでん返しにびっくりです。
でも、そこがおもしろいのですけれど。







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| 春色 | ー横山秀夫 | comments(2) | trackbacks(1) |
クライマーズ・ハイ
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実際に新聞社勤めだったという作者。

あまりに記憶に残る御巣鷹山日航機墜落事故。

あれからもう20数年の月日が経っていたのですね。

新聞記者が、記事にするため試行錯誤するという目線でかかれた小説です。

事故の悲惨さはもちろんですが、
また違った見方をすることが出来ます。

記事ってこんな風にかくんだ。って。

結局は会社の意向に添わざるをえないサラリーマンなのだと思ったり、
大きな事件に遭遇したときの動揺もいろんな角度で見えてきます。

印象的だったのは、
命の大きさ、重さは違うのか。ということ。

普通の、と言ったら語弊があるけれど、
新聞に載らず亡くなった命と、
こういう大きな事故で、大きく報道され多くのひとが涙した命。
命に違いがあるはずないのに、いろんな思いが考査します。

新聞記者になることにした少女。
逆に去っていったもの。

人生がつまっています。

改めて、
理不尽に命が奪われることがないように祈ります。

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| 春色 | ー横山秀夫 | comments(2) | trackbacks(1) |
震度0 (朝日文庫 )
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警察ものが多い著者の作品のなかでも評判の作品ですね。
横山氏の作品は、読みやすい上に心の動きを丁寧に書いたものが多いので、
今回も大きな期待を持って読んだのですが・・・

案外普通の展開で、驚くような展開がなかったのが残念。
一気読みで入りこむのですが、
あの大震災の朝、失踪・・・とあったので、
もっと絡めてくるのかと思ったらあまり関係ないし、
西で起こった被害の大きさに対し、東の警察署でこんなことが。
もちろんどの命の重さも変わらないのだけど。

組織のなかのいろんな関係が見えるのですが、
共感できるようなことでないし、
まあ警察官も人間ですし、
家庭でもいろいろあるのはわかりますが、
周りを伺う奥様たちの攻防が怖いです。




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| 春色 | ー横山秀夫 | comments(2) | trackbacks(0) |
深追い
横山ミステリーはおもしろい。
事件が警察官の人生と絡んで描かれています。
警察官にも、家族があり生活があり、
出世レースがある。


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| 春色 | ー横山秀夫 | comments(0) | trackbacks(0) |
影踏み
せつないせつないミステリー。

それは恋愛のもつれから始まりました。
普通のいや優等生の子が壊れていく・・・
犯罪の世界に身をおくしかなくなってしまっても、
まるで正義の味方のよう。

涙がぽろぽろこぼれました。
サンタさんへ。の手紙。

悪い人がいっぱい出てくるけど、警察はいったい何しているの?

親の愛。兄弟の思い。

最後にわかった真実。

こんなに泣いたの久しぶりです(T_T)


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| 春色 | ー横山秀夫 | comments(0) | trackbacks(0) |
真相 (双葉文庫)
短篇集なのだけど、短い中のあちこちに枷があって深い悲しみがあって
最後もあまり光は見えない。
表題が真相というようにどの作品にも思いがけない真相がありました。
楽しい話じゃないのだけど、小説としておもしろかったです。


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| 春色 | ー横山秀夫 | comments(0) | trackbacks(0) |
半落ち (講談社文庫)
数年前、日本映画としては話題になっていましたが、見てなかったので、本を読んでみました。

認知症という病気を扱った小説や、TVも最近は多いですが、
辛い病気ですね。

本人も家族も。

そんな認知症の妻を殺したと自首したのに、
どうしても話さない部分があって、半落ち。

最後にわかって泣きました。
誰かの為に生きる。という意味がわかったから。


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| 春色 | ー横山秀夫 | comments(0) | trackbacks(0) |