本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | - | - |
家族写真
50代前後の男女が多く登場します。
人生半ばを過ぎたころ。
家族のこと仕事のこと振り返りそしてもう少しがんばって進んでみる。
そんなお年頃。
まさしく自分と同世代なのでいろいろ自分と重ね合わせながら読みました。
外見上問題なく見られても隠している問題があったり、
妻に先立たれて思いだす若き日のふたり。
ダイエッターの家族、肉村さんお話は笑った〜
ダイエット経験者のあるあるがいっぱいです。
しりとりも面白いです。
こちらも爆笑。
最後の写真館の家族の話も。
古くからの町の写真館を継ぐのはいやな長男。
倒れてしまう父親。
物語によくありそうな設定だけど、いろんな家族写真が目に浮かびました。
 
| 春色 | ー荻原浩 | comments(0) | trackbacks(0) |
あの日にドライブ
どうにもこうにも、全編気が滅入ってしまいました。
銀行を辞めタクシードライバーになった男の話。
どんな仕事も会社もそれぞれ大変だと思うけれど、
これを読んだら銀行員になりたくなくなる。
今も、やっぱり金融機関は人気職業で、
大学の就職先ランキングもほとんど銀行が1位ですよね。
だれも人生は一度だけ、
就職は大きなものだし、それによって人生が決まることもあります。
もし別の道を選択していたらということも考えたらキリがないのに、
随分考えていますね。この男は。
大学のころ付き合っていた女性の家を訪ねたり、
昔のことを引きずり過ぎです。
まあ、だからあの日にドライブなのね。





 ランキング参加しています。
よかったら↓ぽちっとお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
JUGEMテーマ:本の紹介
| 春色 | ー荻原浩 | comments(0) | trackbacks(0) |
ひまわり事件
ひまわり幼稚園と、隣接する老人ホームのひまわり苑。
大人の都合で、突如間の壁が取りのぞかれ、
互いに交流を持ちましょう。ということに。

理事長や園長の思惑は、子供達の気持ちも、
老人たちの気持ちも後回し。
互いにとまどいながら、演芸会やら、昔の遊びで遊びましょう会や、
計画はどんどん進む。

幼稚園の中でも3馬鹿トリオなんて言われる晴也、秀平、伊梨亜に、和樹も加わって、
なんとなく老人ホーム組の、誠次たちとひまわりの種をまいたり、
麻雀もどきの遊びをしたり、
不安ながらも交流する様子は悪くない感じです。

子供と接するのがうれしいおばあちゃん。
若さに驚き、我が身の老いに哀しむおじいちゃん。
老いは誰にも訪れることだとわかっていても、
その時にならないとわからないとまどい苦しみがあります。

そんな中起こった事件は、
ずっと昔からの後悔と、
老人ホームの不正業務に対しての憤りから、
遂に行動に起こってしまいました。
多くの問題がありそうですが、
子供たちが、あの幼稚園での出来事を思い出して、
ひまわりが咲き乱れる時を待ち望んでいます。





 ランキングに参加しています。
ぽちっと、応援していただけたらうれしいです。
にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
| 春色 | ー荻原浩 | comments(0) | trackbacks(0) |
オイアウエ漂流記
 トンガ王国から飛び立った小型飛行機が遭難。

小さな無人島に流れついた乗客たちの無人島生活が始まった。

どんな悲惨な漂流生活が、と思ったら、
随分明るいですよ。
本ってやっぱり表紙が内容を表していますよね。
かわいい絵日記の表紙、そのまま。

火や、水や、食糧や危機感はいっぱいだけど、
案外簡単に切り抜けているように見えるのは、
それぞれのキャラのせいだろうか。

犬のことはちょっと衝撃でした。

同じ漂流もので、
桐野さんの東京島はちょっときれいじゃないやり取りのイメージで、
吉村昭の漂流は、壮絶のひとこと。
それぞれ違うからおもしろいかもしれません。





 ランキングに参加しています。
ぽちっと、応援していただけたらうれしいです。
にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ

| 春色 | ー荻原浩 | comments(0) | trackbacks(0) |
オロロ畑でつかまえて
おもしろい話になっていると思うのだけど、
似たような設定の話がわりとあるので、ちょっと残念。

すっごく田舎に住む青年たちが、
村おこしのためにウッシーなる未確認生物をでっちあげる。

都会に暮らす人たちと田舎に暮らす人たちに、
大きな違いはないと思うのだけど、
言葉も、生活習慣も、実際に違うことは多い。

都会に憧れる青年も、
田舎暮らしに憧れる壮年もよく聞くけれど、
人生どうなるかわからないね。

題名の、つかまえて。が、まさかこんな意味だとは。



 
  ランキングに参加しています。
ぽちっと、応援していただけたらうれしいです。
にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ

| 春色 | ー荻原浩 | comments(0) | trackbacks(0) |
なかよし小鳩組

JUGEMテーマ:読書

ちょっとおもしろい本が読みたい気分で、本屋さんで選びました。
この作者さんは、『噂』の印象が強いのですが、
ユーモア小説が多いのね。

舞台が舞台で、大笑いというような雰囲気じゃないのだけど、
大の男が、あたふたしている姿に笑ってしまうのかな。

でも離婚した妻が入院することになり預かった娘がいい味出してる。
娘にあたふたしながら、言う通りになっちゃう父親。
文句言えないね〜
早起きもしちゃうし、またこの娘、元気が取り柄なだけかと思ったら、
テレビの受け売りだろうがなんだろうが、
いい事言うの。
胸にぐっとささるね。



  ↓『読んだよ』の印にぽちっと、していただけたらうれしいです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
JUGEMテーマ:読書
| 春色 | ー荻原浩 | comments(0) | trackbacks(0) |
メリーゴーランド (新潮文庫)
こういうの読むと、お役所仕事に対して、苛立ちがつのるのですが・・・

実際のところどうなのでしょうね〜

例年通り。が一番よくて、
可も不可もよくないような・・・

業績不振で赤字のテーマパークの建て直し部署に配属された主人公が奔走する話ですが、
任せられても自由にできないし、
理事長やら、副理事長やら肩書きはあってもやる気のない上の顔色ばかり伺う。
部下には厳しく、自分に甘い。

最悪じゃないですか!

も〜イライラする

まあ楽しい登場人物に救われる部分もあります。

家族の絆という点や、
仕事が忙しくて家族と接する時間が少ないお父さんたちの気持ちもちょっとわかったかな。


ランキング参加しています。
よかったら↓ぽちっとお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
JUGEMテーマ:本の紹介


| 春色 | ー荻原浩 | comments(0) | trackbacks(0) |
神様からひと言 (光文社文庫)
会社勤めの経験がない私には実感がないのですが、
サラリーマンの喜怒哀楽の物語。

主にクレーム処理を担当するのだけど、
実際、ありえない苦情もあるのでしょうね〜

苦情は、愚痴みたいなものから、言い掛かりめいたものも。
そうした場合の対応を学んでいく過程がおもしろい。
実際、会社としての問題があるとわかっても、やっかいな事にはかかわりたくなくて、見ないようにしても毎日は過ぎていく。
立ち止まって異義を唱えるより、何もせず流されていくのが楽。
でも、本当にそれでいいの?って、
人生の問題に気付かされます。
そのままではいません。

前に進む勇気をもらえる本です。

ランキング参加しています。
よかったら↓ぽちっとお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
JUGEMテーマ:本の紹介


| 春色 | ー荻原浩 | comments(0) | trackbacks(0) |
誘拐ラプソディー (双葉文庫)
誘拐ものミステリー話はたくさんあるけれど、
これほど楽しい誘拐ストーリーはないでしょうね〜
思ってもみない展開に笑ってしまいました。

伊達秀吉って主人公の名前からして、ちょっとふざけた感じがまた。

そんなおもしろい中で、親子や兄弟の絆にほろりとする部分も。

伝助もいい味だしているし、誘拐犯を応援したくなる気持ちも初めてでした。


ランキング参加しています。
よかったら↓ぽちっとお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
JUGEMテーマ:本の紹介


| 春色 | ー荻原浩 | comments(0) | trackbacks(0) |
噂 (新潮文庫)
この本は、かなりの衝撃でした。
寝る前に読んでいて、読み終わって寝ようと思ったのに、
怖くて眠れなくなってしまい、ちょうど主人が出張でいなかったので、
娘に、一緒に寝ない?
って、聞いてみたけど、やっぱり断られて(^^;
仕方なく布団に潜り込みました。

帯に、衝撃のラスト1行。となっていて、一体何が
あるのだろう。って思っていましたが、
ラスト1行の4文字に行くまで、
全く想像もしていなかったことでした。

ネタばれになってしまうかもしれませんが、


まるで、人を殺すことが、簡単にできてしまうかのような、
感じがして、
怖いと同時に、哀しくなりました。
これも、今の高校生など若者の、問題がいっぱいです。

ランキング参加しています。
よかったら↓ぽちっとお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
JUGEMテーマ:本の紹介


| 春色 | ー荻原浩 | comments(0) | trackbacks(0) |