本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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高校入試 シナリオ
 シナリオの形になっているとは知らずに手に取ったのですが、
私にはちょっと読みにくかったです。
俳優の皆さんはとても読みやすかったようなのですが。

地元ではここに入れば人生の勝ち組であるかのように言われている県立橘第一高校。
どうもここを出ていたらその後三流大学へ行こうがフリーターになろうがかまわないかのような、地元の人たちの見解はいかがなものだろう。
どう考えてもおかしいと思うけれど、そうなのです。

その学校の高校入試の一日が舞台。
前日の準備のときに入試をぶっつぶすという張紙を見つけ恐々とするけれど、
入試は順調に進む。

終了間際、女生徒の携帯が鳴り出し退出させてから動きだしてきました。

その前からネットの裏サイトらしきところに入試の様子などが書き込まれていて、
中に犯人というか手伝っている人がいることは明白。

在校生はひとり隠れているのは絶対に怪しいですよね。

入試の在り方というのはやっぱり高校だけでなく、都会の幼稚園のお受験から、大学入試まで息着く間もないほど親子共々追われてしまう場合があると思います。
都会なら尚更。

それはどう考えても間違っているでしょうという態度をとる親も出てきますが、
こういった学校に対してモンスターで我が子だけが出来ればいいかのような親もいるんだろうな。
怖いですね。

でもそんな入試を変えたいと言ってもやり方も問題ですよね。
そう簡単に教育業界の改革が出来ないでしょうけれど、
どうか子供たちの明るい未来のために動いてほしいと、
現実を想像しながら読みました。
| 春色 | ー湊かなえ | comments(0) | trackbacks(0) |
望郷
 瀬戸内海に浮かぶ、白綱島。
島にかかわる人たちが織りなす人生模様。
連作短篇です。

なんだかどれも暗く重くて湊さんらしいといえばらしいですが、
読んでいてどんよりしてしまいます。
島で生まれずっと島で暮らすしかないひとも、
出ていったひとも、それぞれ理由があるのだけれど、
せまい範囲だから、いじめとか殺人自殺、負の事件から逃れるには外で出たほうがいいのかもしれない。
でも家に親にしばられる人のなんて多いこと。
逆らったっていいのになんて思うけど、
そこに勇気はなかったのか。

印象に残ったのは島を出て歌手になった男のことが描かれた『雲の糸』
有名人になると親戚や友達が増えるというのは聞く話だけど、
なんとももどかしい背景です。
母の哀しみ、子供の悲しみ。
最後の『光の航路』で、少しだけ光が見えて救われたような気持ちです。

少し前に読んだ『島はぼくらと』の方が明るいですね。


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花の鎖
 この方の本、つい即買いしてしまうのだけど、
『告白』以降、どんどん残念な感じになってしまっていると思う。
帯に書いてある『一輪の花で、つながる』
というような綺麗なものじゃないですよね。

3人の女性の物語がそれぞれ進んでいて、
途中から、時代背景も違うのだと気がつきます。

両親が亡くなっておばあちゃんと暮らす梨花。
おばあちゃんが、入院手術にお金は必要になり、
思い出します。
毎年豪華な花束を送ってくれ、両親が死んだ時、援助を申し出てくれた『K』の存在を。

憧れていた男性と結婚するも子供ができない美雪。

絵画教室の講師をし、母とふたりで強く生きている紗月。
短大時代の友達、希美子から手紙をもらい、思い出したくないことを思い出す。

ドナーの存在も大きなものです。
父親や祖父の時代から続く、それは確かに花の鎖かもしれない。










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往復書簡
次々と新作を出してきますね。
読みやすいからすぐに読めてしまいます。

手紙のやりとりだけの三つの物語。
それぞれ過去にたいして、
嘘や告白や、懺悔がありました。

あまり手紙を書かない時代だから新鮮さはあります。
メールでなく電話でなく、敢えて手紙を書くとき。

『十年後の卒業文集』
中学の放送部での友だち。
女性は4人。
10年後、その中のひとりが事故のあと行方不明だという。
事情を知っている友だちへ書く手紙。
よく考えたら、手紙って本当にその本人からかわからないかもしれません。
女同士で、恋バナも絡むということは・・・

『二十年後の宿題』
定年間近の教師が、20年前の教え子に確かめたいこと。
当時、6人の子供たちを連れて、
落ち葉拾いのピクニックへ行った。
夫も一緒に行ったのだが、不幸な事故で夫が亡くなってしまった。
6人は今、どんな風に暮らしているのだろうか。
別の教え子に、様子を聞きに訪ねてもらう。
入院している先生へ、手紙で報告。
思い出したくないこともあるし、
当時の思いはそれぞれで、先生に対する気持ちもそれぞれ。
いろいろな真実が出てきました。
その中のひとつの恋。
幸せになってほしい。

『十五年後の補習』
恋人が国際ボランティアで海外へ。
手紙のやりとりが始まる。
15年間隠していた罪の告白。
思い出したこと。
恋人になったふたりに、同級生がふたりも死んでしまった事実は消せない。
それでもふたりは生きていく。
やっぱり幸せになってほしい。
事実は衝撃だったけれど、
手紙だから普段言えない甘い言葉を書いちゃうふたりがかわいい。






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夜行観覧車
『告白』以来、早いペースで出される新作もすべて読んでいます。
なんか気になるんですよね。
でも・・読みやすい文章なのは間違いないのだけど、
ちょっと納得いかない感じがします。

母親が父親を殺した家族は、エリートと言われる一家で、
遺された子どもたち3人は、どのように生きていくのか。ということだけど、
何が理由で、殺人という一線を超えてしまったのかが、
最後までよくわからなく、
真実が曲げられてしまったようで残念です。
でも、これが子供たちが今後生きていく為だと言うのでしょうか。

高級住宅街に住む、3つの家族はそれぞれ問題があるのだけれど、
子供が思春期迎える家庭では、
多かれ少なかれ抱える問題です。
子供のため、家族のためのつもりが、
自分のことばかり考えてしまっていたのだと気づく。
理想通りに行かないのが人生。







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Nのために
 続々と新作が出る湊かなえさん。
やっぱり読んでおきたくなります。
『告白』で、衝撃デビューを飾ってからの二作は、
残念ながらあまり好きではなかったのですが、
今回は・・・どうでしょうか。

登場人物の証言から始まりました。
野口貴弘、奈保子夫婦が死亡している現場に居合わせた、
杉下希美、成瀬慎司、西崎真人、安藤望。
おーーみんなNではないか。
題名の『Nのために』の、鍵、
誰が、誰のために何をしたか。
それぞれの、事件のとき、過去、そして十年後と証言が続きます。

野バラ壮に暮らす、杉下、安藤、西崎。
そして杉下の同級生、成瀬。
読んでいて誰のことだったかわからなくなってしまう時があり、
一生懸命頭を整理しまがら読みました。
中盤までは、
それぞれの繋がりや、考え、計画が明らかになっていくのが、
とってもおもしろく読めたのですが、
杉下と西崎の母の様子に、読んでいて気持ちが悪くなるくらい、
嫌悪感を持ってしまって、
それから物語が好きになれなくなってしまった。
結局、誰かのためになったのだろうか。
そこに愛はあったのだろうか。





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贖罪
 この作者の作品は1作目の『告白』の衝撃からこれで3作目。
いやーー文体はすべてそっくりです。
こういう文体が好きなのでしょうか。

『告白』同様、引き込まれる恐怖があり、
あっという間に読んでしまいました。

ある田舎町で起きた惨劇。
10才の少女が殺された。
その時直前まで一緒に遊んでいた4人の少女は、犯人と会話もしており、
目撃者となるが、犯人は逮捕されないままもうすぐ時効という年月が過ぎてしまっていた。

あの4人の少女たちのその後を、悲劇の連鎖が襲い始める。
4人それぞれが、告白の形で語り始めます。
亡くなった女の子の母へ。

あの時こうしていたら、
どうしてしなかったのだろう。って
どんなことも後悔はつきもの。
でも、あの時しなければいけなかったことは、簡単なことだった。
それなのに、罪深い人生を歩んで、
たくさんの命を失ってやっと、気づいた。

亡くなったエリカちゃんの母である麻子さん。
彼女の人生もまた、罪深い。
でも犯人はなぜ・・

あの人がなぜ・・

希望に燃えていた若いころ、こんな人生になろうとは思いもしなかった。
恋も罪なこと。

運命を狂わせ、人生を終わらせ、
知らないままでよかったことを知ることになり、
出会ってしまった。

これは男のひとが読んだら、女は怖いってことになるでしょうね。
でも男だって悪いよ。

ネタバレをしないように、詳しいことを書かないでいると、
なんのことかよくわからなくなってしまいますね(^^;

後味の悪さがあるものの、☆4つにしたのは、
やはりミステリー小説としての高揚感に包まれていたからかもしれません。





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少女
 昨日まで読んでいた本に比べ字数がとっても少ないので、
あっという間に読んでしまいました。

でも正直共感出来る部分があまりなくて。

「人の死ぬ瞬間が見たい」
と、二人の少女が言います。
それぞれ、老人ホーム、小児病棟でボランティアをすることになるのですが・・

友人関係、家族、進路、恋など思春期特有の悩みもわかるのですが、
『死』とはと何かを考えるという大きな問いかけにしては、
軽い展開です。

それぞれいろんな繋がりがあることがわかるのですが、
うまく行き過ぎだし、
最後もいやな展開。

少女と言われる年代の女の子たちが、
世の中に希望を持つ事が出来ないようにしているかのよう。

少し悪く書き過ぎたかもしれませんが、
後味が悪くて・・残念です。





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告白
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最近は、好きな作家さんとか好きなシリーズとかでないと
単行本に手を出さないようにしているのですが
(本代がかさむため・・)

ふと手にして帯を見たところ、
書店さんからの感想がどれもこれも普通でないので
これは読もう、と!

最初の数ページで、おもしろいものはだいたいわかりますよね。
これも、即期待できそうな感じでした。

ノンストップで読みたい。

まさしく題名の『告白』通りに
いろんな人の告白で話が進んでいくのですが、
ものすごく淡々としていて怖い。

担任の子供が学校のプールで死亡するのですが、
事故として片付けられてします。

正直、犯人探しみたいな感じかと思っていたのは大間違い。

子供の問題には、やっぱり親の問題も大きい。
普通の家庭だと思っていても、
間違っていくことがあります。
友だちの問題も大きいでしょう。
また、母親がひとりで抱え込んでしまうとか。
どこかで道を誤ってしまう。

キーワードは、復讐と、更正。




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