本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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土蛍
時代物捕物帳。
結構簡単に殺しが出来てしまうかのような時代を想像するのは気が重くなる。
一見まじめに生きているような者がいとも簡単に罪を犯す。
外見とはまた別に懸命に生きようとるすひとたちもいる。
きちんと調べて罪人にいきつくので少しは救われますね。
 
| 春色 | ー近藤史恵 | comments(0) | trackbacks(0) |
三つの名を持つ犬
 動物ものは好きなので手にとるのですが、
残酷な内容だったらどうしようって少し不安に思いながら読みました。
でも、結果よかったかな。

売れないモデルの草間都は愛犬エルとの暮らしをブログに綴るようになって、
心も仕事も満たされてきていた。
そんなある日、エルが突然亡くなってしまう。
エルそっくりの犬を飼っているホームレスの人がいると聞き、
悪いことだと自覚がありながらも、
その犬、ナナを連れ帰ってしまう。
ナナをササミと名付け飼いはじめてしまうのだが。

びっくりな展開になってきたのですが。
以下ネタバレあります。




都を付き合っていた男性をササミが噛んでしまい、ササミを処分しろと迫る。
なんともみあっているうちに男性を殺してしまうのだった。
人殺しになってしまった都の人生もここまでかと思われたのだけど、
とりあえず冷凍庫に死体を隠し、生活を続ける。
すごい精神状態ですね。
しばらくして彼の奥さんが訪ねてきて彼が死んだことを知られてしまい、
もう本当にここまでかと思うも、
奥さんも彼が死んだことを隠しておいてくれという。
すごい展開。
ほどなくホームレスの男性が飼っていたナナの事を知っているひとが現れ。

それでも救いなのは殺された男性以外みんな犬が好きなこと。
都だってエルを死なせてしまったのは失敗だけど、
エルにもササミにも愛情いっぱいで接している。
そして都が罪を償うために姿を消したあと、ササミを引き取ったのは。

白い犬のかたちをした希望。

きっとやりなおしてササミときちんと生きなおしてほしい。
そこに彼がいるのかはわからないけれど。

| 春色 | ー近藤史恵 | comments(0) | trackbacks(0) |
モップの精と二匹のアルマジロ
 最近は読んだ本が次から次へドラマや映画になってでもやっぱり私は本で読むのが好きです。
キリコちゃん役のきいちゃんは合っているとは思うけどね。

結婚した大介くんがたくさん登場するようになりました。
キリコちゃんにももっと活躍してほしいーーー
| 春色 | ー近藤史恵 | comments(0) | trackbacks(0) |
モップの精は深夜に現れる
清掃人キリコちゃんシリーズ。
大好きです。

今回もいろいろな会社がはいってるビルのお掃除をそれはそれは手際良くこなしていくキリコちゃん。
悩める大人たち。
でも、始めて会う人たちとこんなにすぐ信頼を得る事が出来るのは、
キリコちゃんの見事なお掃除の結果です。

お掃除の仕方教えてほしいくらい・・

最後の章では、キリコちゃんの家でのことが描かれています。
いつも他人のためになっているキリコちゃんの悩みとは。

家でもやっぱりがんばりやさんですっごくいい子。






 
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| 春色 | ー近藤史恵 | comments(0) | trackbacks(0) |
ふたつめの月
近藤史恵さんの本をたくさん読むようになりましたが、
こういう温かい謎解きものが多いですね。
どきどきの本格ミステリーもいいけれど、
こういうちょっとほのぼのするものは読んでいて安心します。

現実とは違うものを小説に求める私ですが、
ほんの身近にありそうな物語は感情移入しやすくて読みやすいです。

3つの話からなっていますが、人物、背景は同じで続いています。
リストラされて落ち込む七瀬久里子。
彼なのか、友達なのかの弓田譲は料理の勉強のためイタリアへ行ってしまった。
お互い心のうちを話す間もなく・・

手紙をくれたりしている様子を見ると、
彼のほうも久里子を好きだと思うのだけど、
どうして言ってあげないのかな〜
女は確かなものがほしいのよ。
すぐ結婚とかでなくても、
ただ「好き」と言うだけでいいのに、
もーやきもきするな〜
譲の隣に住む女の子、明日香も登場し、
様子を見ていれば、明日香も譲のことが好きそうなのわかるよね。
うん。わかりやすい。
でも久里子も譲と同じように鈍感なんだ。
似ているのかな。このふたり。

久里子がいつも悩みを相談していた赤坂という謎の老人の存在が、
ちょっとした物語のスパイスになっていて、
ラスト、ふたつめの月が優しさだと気づきました。
よかったです。





 
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モップの魔女は呪文を知ってる
 かわいい清掃員キリコちゃんシリーズです。
22才にして結婚3年目になったんですね。
と、言っても大介は登場しません。
ちょっとおばあちゃんの話が出てきますが。

スポーツクラブ、オフィスビル、病院などの清掃員をしている時の出会いから、
事件が起こります。

4つの短篇になっています。
一番印象に残ったのは、愛しの女王様
大学に入学したばかりの奈津は、
ペットショップにいる子猫に一目惚れするも、
仕送りで生活している大学生なので
とってもお高い猫ちゃんを買うことが出来ない。
3つのバイトを掛け持ちして必死でお金をためる。
やっとお金がたまりペットショップに行くも、
一足違いで、売れてしまう。
でも、何故かブリーダーに戻されてしまったその猫ちゃんと
再び運命のような出会いをして、飼うことに。
その後、消えた猫ちゃんの真実とは・・
衝撃の内容でしたが、奈津の判断はとてもうれしいもので、
ただの気まぐれな一目惚れではなかったのだと心が温かくなりました。

一番長い第二病棟の魔女は、小児病棟が舞台なので病気の子供たちの気持ち、
親の気持ち、キリコのおばあちゃんへの気持ちも、
いろんな気持ちが入り混じっています。
新人看護師として赴任したさやかの奮闘もあり、
白衣の天使とされる看護師も人間であること。
子供は、親の気持ちがよくわかっていること。
悪いこともいいことも、気持ちは伝わるのだということ。
魔女の呪文が効いてよかった。
キリコは、いつもかわいくて冴え渡っています。
大介のおばあちゃんの看護を一所懸命していたキリコを
前回の本で知っているし、
自分を責めちゃだめだよ。キリコちゃん。

最後のコーヒーを1杯
んーーーこれぞキリコちゃん。
温かいコーヒーの魔力と、キリコちゃんの魔力。

今日もどこかで、お掃除しているキリコちゃんが見えるようです。





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天使はモップを持って
 わーーこういうの好きです。

『タルトタタンの夢』『ヴァンショーをあなたに』のシリーズが好きな私は、
こちらのシリーズもとっても好きになりました。

新入社員の大介と、オフィスの清掃作業員キリコ。
清掃作業員という職業を、偏った目で見てはいけません。
キリコの仕事ぶりはもちろん、
何もかもかっこいいよ〜

社内に起こる事件の解決の糸口を掴むのはいつもキリコ。
掃除をしていてわかることが、奥深いです。
キリコの言うことにとっても納得する私。

最後の章が、これまた!

ここでは書けません。

先日読んだ、『Rのつく月には気をつけよう』と少し雰囲気が似ています。
最後の章も・・

あ〜楽しかった。
次のシリーズも読まなくちゃ。

あっその前に、お掃除がんばってしなくちゃ。
キリコちゃんを見習って。



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巴之丞鹿の子
 好きなシリーズがある作家さんですが、
時代ものは始めてです。

こういう捕物帳って登場人物がすごく純粋か、すごく極悪か。
男前だけど、女心に疎い同心っていうのもよくありそうな設定。

なんて辛口のこと言っていますが、
近藤さんの本は読みやすい。

気軽に楽しめます。

若い娘ばかり狙われる事件は、早く解決してーーと
思います。
いつの時代にも誰かに夢中になるとお熱になる若い娘さん。
そんな気持ちを踏みにじるやつは赦せません。

ほんの少しの思い込みや、恨みで殺されてしまった娘

事件とは関係ないと思わせるお袖という娘の話が織り込まれ、
最後につながったとき、
ミステリーの醍醐味が味わえました。













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| 春色 | ー近藤史恵 | comments(0) | trackbacks(0) |
青葉の頃は終わった
大学からの仲の良い5人の友達。
その中のひとりがある日突然自殺をした。
彼女が死ぬはずない。
殺されたのではないか。

皆それぞれ、彼女を想う。

でもどんなに仲の良い友達でも、家族でも、
心の中はわからない。
結局、誰も人の本当のことはわからない。


精神的に追いつめたことは、どれだけ責任が問われるのだろう。
友達の死。
それも自殺というと、
何故?
何があったの?
と、死を選んだ友達に問うてみたくなる。

彼女はもういないのに。

どうして相談してくれなかったの?
自分を責めるだろう。

しっかりしていて強そうにみえる子が、
実はすごく心はもろく傷つきやすかったり、
誰もがうらやむ外見を持つことが、苦しみの始まりだったり、
自分の方が重い荷物を持っているのに、他人の荷物を持とうとしたり、
なかなか自分で本心を表現できない。

自殺した彼女だけでなく、
皆、悩みがあったのに。

友達に迷惑をかけることを恐れるな。と、言えなかった。

一人で苦しむことで納得してしまう。

そして、選ぶのも自分。

どうか、「死」より他の方法があることに気がついてほしい。

大学のころのような、青葉の頃は終わってしまっても、
まだ先があるのだから・・







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ヴァン・ショーをあなたに
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このシリーズ好きなんです。
(第一弾は タルトタタンの夢)
おいしいお料理とちょっとしたミステリー。
みんな温かくて優しい。

三船シェフの推理は完璧。

料理はめちゃくちゃおいしいそう。

お料理上手のひとって、人の気持ちがわかるって聞いたことあるけれど、
一理ありますね。

パン屋さんの話なんて好きだな〜



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