本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

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懐かしい骨
親が亡くなって田舎の家を処分するということになり、
業者が掘り返したところ人骨が見つかった。
誰?そして犯人は?
ということになるのだけど、
この家の子供たち兄と妹はそれぞれ事情隠している。
お互い知らないと思っていたことを話はじめ、
それが真実でないことも多かったのだけど、
子供には親の考えていることや行動なんてほとんどわからないのね。
まあ子供のころのことだから記憶も定かでないのだけど。
良き父で良き母であったようでも、
それぞれ男として女としても感情もある。

それにしても兄が母の友達と付き合っていたとか、
歯科医の父は、医院の女性とだなんて、
でも一番身近でありうるのかしら。

20年以上もひっそりと物置の下に埋められたままの魂の声が聞こえたような。


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ふたりの季節
 久しぶりの小池真理子さん。
やはりこの人の恋愛小説は上質です。
でも短い小説なので、あまり展開がないのが少し残念です。

別れた恋人たちが、
数十年の時を経て再び出会ってしまった。
その場所、空気感、
あっと言う間に、ふたりの季節が巡ってきました。

妻と死別した男と、
夫と離婚した女。
すでにお互い独り身で、不倫ではない。

違う人生を歩んできても、
再びこうして出会う偶然は、
決められていた必然なのだと、
あまりにかっこいいではありませんか。
どうぞどうぞ好きにやってくださいと、
そう思ってしまいます。







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| 春色 | ー小池真理子 | comments(0) | trackbacks(0) |
存在の美しい哀しみ
約2週間ぶりの更新になってしまいました。
実はその間で3冊の本を読んでいたのに、
ゆっくりパソコンに向かう間がなくて書くことが出来ませんでした。
なので、詳しくは書けません。
ほんとの備忘録だわ(^^;

母から異父兄がいると聞かされた榛名は、
母が亡くなったあと、兄を探し会いにいく。
自分の存在を隠したまま・・
これ、榛名と兄の芹沢聡のこと、
両親のことをもっと深く知りたかったです。

しかし、題名をよく考えてみると深いのかもしれません。
美しいその題名が素晴らしい。





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| 春色 | ー小池真理子 | comments(3) | trackbacks(0) |
冬の伽藍
まだまだ小池文学を数冊しか読んでいませんが、
やはり描写の細やかさが女性ならではの表現ですね。
恋愛小説というのはあまりに哀しい物語ではありましたが、
己の運命を真摯に受け止め生きた男女がいました。

軽井沢の診療所に薬剤師として勤めることになった悠子。
前任者の友人摂子からの紹介だった。
そこには、妻を亡くした医師兵藤義彦がいた。
 悠子も結婚3年めにして突然の事故で夫を亡くしており、
同じような空気がふたりを包む。
しかし、簡単に恋に進むわけではない。
診療所は、東京で開業する義彦の養父、英二郎が経営しており、
まず英二郎に挨拶に行った悠子は、
英二郎の態度に困惑する。
好色家として知られる英二郎。
まさか、自分にもと考えてしまう悠子の気持ち。
そういう目で見るのはおかしいと思いながらも、
その後の英二郎の行動から、自分の気持ちがわからなくなりとまどう。

義彦は、妻の死を自分のせいだと責め続け、周りのこと一切にかかわらないように、
誰ひとり寄せ付けないように生きていた。
そんな義彦の気持ちをわかろうとしながら、
英二郎本人や、愛人から聞かされる事実を受け止めきれないまま日々が過ぎていく。
悠子が、義彦へ気持ちが向くことにとまどいを見せる表現が、
季節が巡っていく軽井沢の描写と共に、美しい。
義彦の気もちもやっと溶け出したと思ったころ、
思いがけない事態になってしまいました。

養父の英二郎と、義彦との間にもっと描かれきれなかった真実があったのではと、
思ってしまいましたが、どうなのでしょう。
義彦が、英二郎を恨む必要のない真実があったとしたら、
義彦のしたことはあまりに愚かなことになってしまうから、
そんな真実はなかったのでしょう。

第二章で描かれる手紙のやりとりも秀逸だし、
最後の第三章で、お互いが別のひとと結婚して、
別の人生を歩んでいも尚、最後の時に・・

ネタバレになってしまいますね。

最後に白く白く真っ白い世界が目に浮かびます。










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| 春色 | ー小池真理子 | comments(4) | trackbacks(0) |
熱い風
お互いを必要とし、
何もかもがぴったりと合うふたり。
こんなに燃え上がってしまった故の罰なのでしょうか。
何か不吉な未来を予感させた前半。

案の定、彼が突然海外で亡くなった。
現実を受け止められず、
彼のいた街を訪ねる旅が始まった。

でも、後半少しがっかり。
盛り上がらない。
彼の死には謎が残るばかり。
これで納得できるのだろうか。

亡くなったひとの本当の気持ちを知ることは無理だとわかっているけれど、
少しでも彼の気持ちに触れることが出来たことで、
納得するしかないのかな。








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| 春色 | ー小池真理子 | comments(6) | trackbacks(0) |
愛するということ
恋が始まって誰かを愛することになった時から、
苦悩も始まる。
愛の絶頂期があり、
壊れるはずがないと思っていた愛が壊れ、
次の愛なんて出来ないと思っても、始まりが来る。

そんな流れを主人公間マヤの気持ちで描かれています。

ひとつの愛がずっと続くに越したことはないと私は思うのだけど、
それはなかなか難しいことでもあるようで。

こんな風に、彼が他の女を好きになってしまい離れていったら、
その喪失感で潰れてしまいそうになる気持ちもわかる。

愛される気持ちより、
愛するという気持ちにより焦点をあてて描いているところが、
リアルに感じられる。

愛したほうが負け。
なのかな・・・

マヤが愛したひとには妻がいて、
そのことはわかっていたのに、
妻とは別の、かなり年上の女に彼を取られたことが納得いかなかったのだろう。
気づいてしまっても、認めたくなかったり、
気づかないふりをしたり、
それでも優しさをみせる彼にも罪はあると思う。

永遠の愛を信じる乙女ほどではなくとも、
自分が負けたとは思いたくないマヤの気持ちもわかる。

でも、こんなに次々に経験しなくてもいいのでは・・・
んーー考えが古いかしら。






 

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| 春色 | ー小池真理子 | comments(0) | trackbacks(0) |
とても好きな作品に出会いました。
読むのに時間がかかりましたが、
ゆっくり楽しむことが出来、読み終わってからも余韻を楽しんでいました。

最初に結果があり、その過程が描かれていきます。
何故そういうことになってしまったのか。
早く先を知りたいと思いながらも、
軽井沢の情景を楽しみ、
3人の不思議な関係を自分も同じように体験している気持ちになり、
心地よい時間が過ぎていきました。

美しく甘いばかりの恋ではなく、
むしろ小説の中の恋は、非現実的で罪作り。

途中まで、これが恋なのかと少し戸惑いがあったのですが、
後半の出会いにより恋とはこんなにも人を変え
狂おしいものにしてしまうのだと。

そんな小説の主人公たちはとても奔放で、魅力的。
ただ一人、普通の大学生だったはずの、布美子。
アルバイトで彼らと接したことがすべての始まりであり、
終わりだったのですね。



もし出会わなかったら、
あの時出掛けていたなら、
あの電気屋を選ばなかったら、
布美子も考えていたように、
もし、たら、と考え別の道を選択していたとしても、
たいした違いにはならないのではないだろうか。
人の生き方なんていろいろあっても、
最後は結局決まっているのではないだろうか。
なんて思ってしまいます。

だから、ふうちゃん、苦しまないで。
ふうちゃんのした事は、罪には違いないけれど、
3人で過ごした日々は忘れないのだから。

泣き虫の私は、泣いてしまいましたよ。
あの『○○○○』を見つけた時。





さて、本屋大賞のノミネート作品が発表になりましたね。
この中で読んであるのは
『告白』と、『流星の絆』『のぼうの城』

以下はずっと読みたい本リストにありました。
『新世界より』『出星前夜』『テンペスト』『ボックス!』
早く読まなくちゃだけど、他にも読みたい本がたくさんーーーー






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