本を読んで、笑って泣いて怒って感動した素直な気持ちを綴っています。 ブログタイトル変更しました(旧 読書の薦め)
  ただひたすら本を読みたくなるので以前読んだ本すら忘れてしまうこともしばしば。
  そのための覚え書きのような簡単感想メモになります。
  評価の☆を付けるのはやめました。

★最近のお気に入り
楽園のカンヴァス  原田マハ
ライアの祈り    森沢明夫
海賊と呼ばれた男  百田尚樹
百年法       山田宗樹
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ
妖怪アパートの幽雅な日常シリーズ
東雲の途      あさのあつこ
困っている人    大野更紗  
自分のアタマで考えよう  ちきりん
もちろん澪ちゃんシリーズは大好きで新作を待ちこがれています。     
★2013年に読んだ本で好きな本

はかぼんさん
しのぶ梅 晴天の迷いクジラ きみはいい子 路(ルウ)桜ほうさら
さくら動物病院 青空の卵 南下せよと彼女は言う
火群のごとく

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | - | - |
雲の階段
 どうも私は映画化されたりドラマになると原作を読みたいという気持ちになるらしいです。
こちらもドラマ化されたもの。

離島の医院で事務員として働いていた男(三郎)が
医師の手伝いをしてるうち、手先が器用だったのか幸か不幸か実際に医療行為をするようになっていく。
もちろん医師資格のないまま。
そんな時、観光客の女子大生(亜希子)が急患で運びこまれ、
医師不在のまま三郎が手術をすることになってしまう。
手術は成功。
そんな三郎の手腕にも惹かれたのか二人は付き合うようになる。
運命のいたずらかのように亜希子の父親は都内の病院の院長。
なんと二人はそのまま結婚、三郎は病院の後継者になる。
まさかここまで嘘を突き通し病院に入るとは、
なんという度胸というか身の程知らずというか呆れます。
自分の母をもダマすかのようで心が痛む。
このままうまくいくわけがない、どこでばれるのだろうかと読みすすみましたが、
結局ひとり姿を消す三郎。
誰も幸せになれないままのような。後味悪いですね。


| 春色 | ー渡辺淳一 | comments(0) | trackbacks(0) |
死化粧
これは実際の本には他の短篇も載っているのですよね。
ネット無料公開で読んだので、表題作しか読んでいません。
無料公開が、14日までと知って昨日急いで読みました。
21ページなので、すぐに読めます。

『死化粧』から、やはり『おくりびと』を想像します。
医師である男性が、脳の病で助かる見込みのない実母を見守る。
手術に助手として入り、死を確信したとき、
そして、死に行く瞬間。
見事な描写で読ませてくれます。
悲しいことなのに、母の『生』が最初から感じられなかったので、
『死』も冷静に受け止め涙は出ません。
そして、死化粧した母親の美しさを感じます。
実体が無くなったあとも、
自分のなかに母を感じることは出来る。

それにしても、こんなに簡単にネットで本が読めるなんてびっくりな世の中になりました。
やっぱり違和感はありますが、
意外と文字はきれいに見えましたし、読みやすかったです。
それでもやっぱり紙の本がいいですけれど。









 ランキング参加しています。

↓『読んだよ』の印にぽちっと、していただけたらうれしいです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
JUGEMテーマ:読書
| 春色 | ー渡辺淳一 | comments(0) | trackbacks(0) |
白き狩人
JUGEMテーマ:読書


医学界ものは小説として読むにはおもしろいです。

命が近く感じられるのに、
医者の世界は一般人には、閉鎖的な世界であり、
わからないことが多い。

治療方針も、医師の考えが正しいと思うしかない。

もしも裏に隠された真実があったとしても、
命の世界は戻ることが出来ません。

バレリーナの足を切断した女医の主張は正しかったのか。

あまりに美しい女医として描かれている二番町眉子。
名前もすごいな。

美しい顔をしてこんな残酷なことができるのか。


ランキング参加しています。

↓『読んだよ』の印にぽちっと、していただけたらうれしいです。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
JUGEMテーマ:読書


| 春色 | ー渡辺淳一 | comments(0) | trackbacks(0) |
光と影 新装版
JUGEMテーマ:読書


渡辺氏の初期の作品が新装版で出版されました。
実は渡辺氏などの有名作家の作品をあまり読んでいません。
私の読書歴は、小学生のころにピークで・・汗
以降、学生時代は細々と、
そして、結婚子育てが一段落した3年前くらいから再熱しているので、
ここ数年の新しいものがほとんどです。

この作品は医学ものということで読んでみました。

が、明治〜大正のころの治療ってすごいですね。
戦争での傷病者が多く、その詳細は記述はちょっと怖いくらいです。

4篇のうち、表題の『光と影』は、
戦争で腕を負傷したふたりが、
一人は、腕を切断。
もう一人は、切らずに治療したことにより、
その後の運命の違いを描いたもの。

こうまでも違う人生をたどるのは、腕がある。ない。の違いからだけなのでしょうか。
運命とは残酷なものだと思いしらされます。

どこでどう運命が変わってくるかはわからないですね。

その他の作品も医学にかかわるものです。





ランキング参加しています。
読書日記で、ついに1位(感涙)・・・応援ありがとうございます。
よかったら↓ぽちっとお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

| 春色 | ー渡辺淳一 | comments(0) | trackbacks(0) |